複数の米国メディアによると、トランプ政権がウクライナの兵器購入に必要な資金援助を停止していることが分かりました。また、ゼレンスキー大統領との衝突をうけ、米国の備蓄兵器の供与を禁止することも検討し始めたようです。
米、ウクライナへの備蓄兵器供給の凍結検討https://t.co/S3fXYU1pBU
— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) March 3, 2025
トランプ米大統領、対ウクライナ軍事支援を一時停止=報道 https://t.co/852086P0D4 https://t.co/852086P0D4
— ロイター (@ReutersJapan) March 4, 2025
トランプ政権は自国の対外援助で発生している「無駄」をなくすために、対外援助凍結を表明しました。そして、その過程で対ウクライナ軍事支援も止まってしまいました。

ゼレンスキー大統領と会談するトランプ大統領 ホワイトハウスXより
ウクライナへの軍事支援停止自体はゼレンスキー大統領の訪米前から実施されていました。
トランプ米政権は26日、対外援助事業を担う国際開発局(USAID)の援助契約の90%以上と、世界における米国の援助全体で580億ドル以上を削減すると発表した。これに伴い、一部を除くUSAIDの直接雇用職員が、東部時間23日午前0時前に休職扱いになった。https://t.co/r0UeqjqzJm pic.twitter.com/iqPcplJ8li
— ロイター (@ReutersJapan) February 28, 2025
WSJ:トランプ大統領がゼレンスキー氏と会談後、米国はウクライナへの武器供給を凍結
この決定は、ワシントンによる対外援助全般の凍結の中で下されたhttps://t.co/Ip5MUB5dgT
— 藤原直哉 (@naoyafujiwara) March 4, 2025
一方のウクライナを侵攻しているロシアに対して、米国はこれまで行ってきたサイバー攻撃を停止する意向を示しています。
米国は自国の安全保障と引き換えに、ロシアの停戦を促す「善意」を示しています。
米国政府のサイバー防衛関連機関が、ロシアの脅威には対処しないように命令されている。米国、完全にロシアに丸裸。トランプ政権そのものが事実上、ロシアのエージェント化 https://t.co/wuBSx1tEyV
— 黒井文太郎 (@BUNKUROI) March 3, 2025
米軍が対ロシアのサイバー作戦停止か 停戦交渉に引き込む狙いとNYタイムズが報じるhttps://t.co/9e465Tj8Wi
命令は、トランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の首脳会談決裂前に出された。
— 産経ニュース (@Sankei_news) March 3, 2025
ウクライナが停戦に応じるまでの間、米国からの軍事支援は停止される可能性が出てきました。
ロシアにとっては、ウクライナの領土のさらなる割譲を狙う絶好の機会が訪れています。
ウクライナが和平交渉に応じるまで、米国はウクライナへの軍事援助を一時停止する、とトランプ政権高官はFox Newsで発言。 https://t.co/MAAciPq6mA
— Reika.H (@doll__en) March 4, 2025
トランプ政権のロシアに対する「譲歩」はロシア・ウクライナ戦争の停戦のためだけではなく、対中政策の意味合いも持っています。
1970年代にニクソン大統領が中国に接近することでソ連の孤立化を図ったように、トランプ大統領はロシアに接近することで、中ロの間にくさびを打とうとしているみたいです。
果たして、そう簡単に物事が進むでしょうか?
“Marco Rubio told Breitbart News exclusively that President Donald Trump and his administration are aiming to peel Russia off of China in much the same way former President Richard Nixon, during the Cold War, peeled China off of the Soviet Union.”https://t.co/SthZXp3H3w
— Jonathan Cheng (@JChengWSJ) February 28, 2025
「マルコ・ルビオ氏はブライトバート・ニュースに独占的に語ったところによると、ドナルド・トランプ大統領とその政権は、冷戦中にリチャード・ニクソン元大統領が中国をソ連から引き離したのとほぼ同じように、ロシアを中国から引き離すことを目指している。」