ワンコの病気で予定をキャンセルされる側の心理

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今週末から北海道の札幌に出かける予定でしたが、出発日の当日朝にキャンセルせざるを得ない事情が発生しました。その原因はワンコです。

 

前の日の夜から少しお腹を壊していた子犬のピノくんが、早朝から嘔吐を始め、ぐったりした様子で元気がなくなったしまったのです。

嘔吐を繰り返している状態で、数日間預けて面倒見てもらうわけにはいきません。出かけても心配で気もそぞろでは現地でご一緒する方々にも気を遣わせてしまうかもしれません。

今回のメインの予定は以前からずっと楽しみにしていたマグナムシャンパンの会だったのですが、泣く泣くキャンセルの連絡を入れました。

入念な準備をして、お席を用意してくれた主催者の友人にはとても悪いことをしてしまいました。

もし私がワイン会の主催者の立場で参加者が突然予定をキャンセルしてきた場合、その理由が本人やお子さん体調不良であれば、不可抗力で仕方ないと納得できます。

しかし、それが人間ではなくワンコの体調不良だったらどうでしょうか?

自分もペットを飼う側の人間になったので、今は当たり前のように思いますが、ペットに興味のない人やペット嫌いな人だと「ペットのせいで予定キャンセルかよ(チッ)」と思うかもしれません。以前の私だったら同じように考えたかもしれないと思うからです。

ペットは飼っている側から見れば家族のような存在ですが、興味のない人から見れば何でそこまで面倒見るのか理解できないかもしれません。

今回はキャンセル料を全額お支払いして、丁重にお詫びのメッセージを送って、友人からは快く対応してもらえましたが、誰もがそんな対応をしてくれるとは限りません。

例えば、予約困難店に当日ドタキャン連絡を入れたら、キャンセル料を全額払ったとしてもお店とは何だかギクシャクした関係になってしまいます。

子犬は突然体調を崩すことが珍しくありません。ここ1か月でもう2回目です。

幸い、今回は症状が快方に向かって取り敢えず一安心ですが、犬を飼うことには思いもしないリスクがあることを認識する出来事でした。

主催者の小野悠介さん、この度は大変ご迷惑をおかけしました。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年7月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。