参政党の記者会見で取材拒否にあった神奈川新聞記者の取材手法が話題に

22日、参政党は参議院選挙後に国会内で定例記者会見を開催しました。この会見において、神奈川新聞の記者が入場を拒否されるという出来事が発生しました。

神奈川新聞側によると、記者は会場に入ろうとしたところ、参政党のスタッフから「事前登録していない記者は入れない」と告げられ、会場からの退去を求められました。その後、警備員が呼ばれ、記者は退場させられました。会見の案内には「ご参加ください」との記載はあったものの、事前登録が必須であるとの明記はなかったとされています。

参政党はこの対応について、当該記者が選挙期間中、同党の街頭演説を「しばき隊」と呼ばれる団体と共に妨害したと主張し、記者会見の秩序を保つために排除したと説明しました。記者個人の行動に問題があったための措置であり、特定メディアを排除する意図ではないとしています。

参照動画:【テキサス親父日本事務局】杉田水脈さんパヨク神奈川新聞の石橋学氏を一蹴!取材と称した付き纏い

テキサス親父日本事務局 上記動画より

一方、神奈川新聞は、政党が報道機関を恣意的に選別することは「異論の封殺」にあたるとして抗議しました。それに対し、参政党も反論をしています。

この問題は、記者の出席を政党が制限できるのか、取材の自由や報道の独立性をどう考えるべきかという論点を呼び起こしました。

神奈川新聞の記者が排除されたことが話題になっていますが、実はフリーランス記者が記者会見の場から排除されることは日常的に起きています。中でも、日本記者クラブは最大かつ最も排除が厳しい組織とされています。過去には、著名なフリーランス記者である田中龍作氏が日本記者クラブの敷地外であるエレベーターの踊り場にいたところ、記者クラブの職員によって力づくで排除されたという事例もあったそうです。