
この記事は、大学含む「高等教育の女子枠」に賛成している著名人(男性)を列挙します。
この記事の意義は以下です。
- 「憲法違反では?」とまで指摘されている高等教育の女子枠に賛成している男性を整理すること
- 高等教育の女子枠に関する議論をする上で、賛成派の意見を確認しやすくすること
- 高等教育の女子枠は、合理的なのか?を再考するきっかけになること
私はXでも頻繁に主張している通り、(現状)高等教育の女子枠には断固反対の立場です。

大学生時代 バイトで塾講師をしており、当時の教え子とは一部引き続き繋がっています。そんな彼らが成長して、大学入試に挑戦する姿も見てきました。
彼らが小学生や中学生だった頃から知っている教え子ですから、そんな彼らが不合理な理由(女子枠)によって人生の進路を断たれたら…
そのように考えると、教育(特に受験産業)から足を洗った今でも強い怒りを禁じ得ないのです。
私の教え子が読んだらがっかりするでしょうが、私は高等教育について以下のような意見を持っています。
- 多くの女性に高等教育はそもそも不要
- 初潮を迎えるまでは、女性の方が多くの点で優秀。ただし、それ以降は男性の方が(統計的に)優秀。よって優秀な大学の男性比率が高いのは当然
- (ほとんどの)女性にとっての最大の幸せは、高校を卒業したらさっさと働いて、いい男性を見つけてさっさと結婚し子供を産み育てること
- これらの性質は、母なる進化によって形成された「遺伝子というテキストに刻まれた普遍的なルール」なので、文句を行ってもどうしようもない
- 女子枠を作る と言うことは、女性を劣った存在と見做し下駄を履かせる差別的な営みである
- 普通に真剣勝負で大学に合格した女性からしたら、「女は劣った存在」と言う信念が社会に蔓延するのはいい迷惑

だからこそ、女子枠なんてそもそも無意味じゃね???という意見で今のところ揺らがない信念を持っているのです。
注意しておきたいのは、この記事は高等教育の女子枠に賛成する人間を誹謗中傷する意図はないということです。
なぜなら、さまざまな観点で検証した結果「やっぱ女子枠は憲法違反でもなんでもないし、合理的な制度だよな」で決着することだって考えられるからです。
ここで紹介する著名人は、実名顔出しで高等教育の女子枠に賛成しているわけですから、彼らの意見を整理することで 彼らよりの結論に達する可能性だって充分あるのです。
もう一点注意を挙げると、すべての女性に高等教育は不要(なぜなら遺伝子が云々)というわけではないということも挙げておきたいと思います。
なぜなら、私よりはるかに優秀な女性はいくらでも存在し、そんな彼女たちを心の底から尊敬しているからです。
私のバックグラウンドを雑に紹介すると、物理学の大学院に進学し 本職はITコンサルタントとして企業のDX戦略に携わる立場です。
そこで出会うほとんど全ての女性は、私よりはるかに優秀であり 彼女たちを邪魔する理由などどこにもないからです。
彼女たちは優秀なので、機会平等だけ徹底しておけば、あとは勝手に自分の活躍できるフィールドで羽ばたいていくのです。
換言すれば、下駄を履かせてあげないと勝負ができない女性は「そもそも初めから高等教育なんて難しいでしょ。わかんないでしょ。頑張って覚えたところで役に立たないでしょ。」というだけのごく当たり前のことを言っているだけなのです。
高等教育の女子枠に賛成している 著名人リスト
以下、高等教育の女子枠に賛成している著名人のリストです。
ここでは以下の観点でリストを作成しました。
- 明確に賛成の意を表明していること
「xxxの部分では賛同できるが、xxxの部分で賛同できない箇所がある」と言うまとまった主張をしている場合はリストに含めなかった。 - 意思決定、施策実行が可能な立場であること
例え一部賛同できない箇所があったとしても、施策を実行しうる立場にいるならそれが明確に「女子枠推進に加担した」と評価できる。
ここで記載している人物が全てではありません。
(私のリサーチ能力では限界があるので)
もし、他の女子枠賛成派の著名人を知っていたら、コメント欄にて教えていただけると助かります。
その際、以下の観点でコメントいただけると助かります。
- 女子枠賛成者の名前(男性に限る)
- 賛成者が公開のWebページや資料で賛成の旨を主張している資料のURLと魚拓(複数存在しても可)
- 特に問題があると思われる主張を切り取った引用
また、この話題に関しては高校生や大学生も関心が高いことを鑑み、完全に無料で公開をしています。
もし、私の執筆活動を応援してくださる方がいましたら、ぜひ以下のWebページから応援をお願いいたします。

「Murasakiのために、コーヒー1杯くらいなら奢ってやるか笑」
と言う気持ちでも結構でございます。
励みになりますので、ぜひ 優しい方・ご賛同いただける方は応援よろしくお願いいたします。
東京科学大学 学長 益一哉
「思い切ったことをすれば反対の声は必ず出ます。賛否が分かれても、その上でチャレンジするという選択肢はあっていい。例えば同じ試験を受けて男性だけ20点引くのなら『女性優遇』です。でも我々がやろうとしているのはそういうことではありません。一般選抜は従来どおり筆記試験の点数に基づいて行いますし、総合型選抜・学校推薦型選抜の『女子枠』に関しては一般選抜と異なる評価方法を設けています」
理系大学の「女子枠」は優遇なのか 益一哉・東工大学長が語る導入のねらい
「ポジティブアクション」(不利益を被っている人に特別な機会を与えることで、機会均等を実現する措置)に舵を切らないといけないのではないか。益一哉学長がそう考え、決断したのが女子枠の導入だ。
https://toyokeizai.net/articles/-/758505
日本将棋連盟 羽生善治
羽生会長は「女流棋士のレベルは昔とは考えられないぐらい高くなっている。従来の編入試験制度と整合性を取ることが大事だが『クイーン白玲』のハードルはかなり高いと認識しているので、従来の制度のハードルとそれほど違いはないと考えている」と述べました。
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10014786301000
「羽生さんの『新提案』によって、今後は女流棋戦の実績だけでプロ棋士として認められることになりました。具体的には、今年8月30日から始まる『ヒューリック杯白玲戦』で、女流最高位タイトル『白玲』を通算5期獲得した女流棋士が、その権利を得られます」
https://www.dailyshincho.jp/article/2025/08070540/?all=1
中央大学 理工学部教授 田口善弘
東京科学大の女子枠は順調に機能していますね。こういう時代に初の女性宰相誕生は象徴的(僕は政治的立場は高市さんとは違いますがそれはそれとして)。弊学部も事務長と学部長が共に女性という初の事態を迎えます。時代の変わり目ですね。ここが変わり目だったと後の歴史で振り返られることでしょう。 pic.twitter.com/76zAK7HGKn
— 田口善弘@発言は私の個人としての見解であり中央大学やその機関の意見を代表するものではありません (@Yh_Taguchi) October 30, 2025
京都大学学長 湊長博
また、今まで女性は社会的な差別をされてきて、しかも見て見ぬふりもされてきたわけです。そうした問題のあったプロセスやシステムを正常な状態に是正することに対して「逆差別」だと批判するのも、まったくの的外れです。
https://toyokeizai.net/articles/-/756665?page=2
東京工業大学理事・副学長(教育担当) 井村順一
「女子枠ができることで男子の枠が狭くなったという非難もあります。しかし、現実の社会と異なる一様性のなかで学ぶことのほうが、懸念が大きいでしょう。社会と同じような集団でフラットに学べるほうが、メリットが大きいと判断しています」と井村氏は話す。
https://souken.shingakunet.com/higher/2024/03/post-3373.html
東京大学大学院総合文化研究科教授、同大副学長 矢口祐人(やぐち・ゆうじん)
東大の女性学生が少ない一因は構造的差別(性別など特定の属性を持つ人が平等な機会を与えられず排除される状況)にある。
https://toyokeizai.net/articles/-/756413
東京都立大学法学部教授 木村草太氏
試験問題を作る側、評価をする側も男性が多いため、一発勝負の試験内容が男性に有利な、あるいは男性が評価したがるような項目が多くなっていないかを考えたほうが良いですね。
木村草太氏に聞く「都立高合格最低点の男女格差報道」に欠けた視点
もともと私は女性の社会進出ということを考えたときに、社会的に地位の高いとされる仕事や立場に多くの人材を輩出している大学という意味で、例えば東大の女子比率がずっと低いままであることを改善すべきだと思っていました。
木村草太氏に聞く「都立高合格最低点の男女格差報道」に欠けた視点
「難関国立大学の一般選抜は試験時間が長いなどの理由で体力がある方が有利です。そうなると男子の方が受かりやすくなります。一方で推薦入試は評定平均値なども評価するのでコツコツと努力できる学生が不利にならず、女子も互角に戦えます」
【女子枠合格者9割は早慶にも合格】批判に旧東工大はどう答える?

ちなみにジェンダー学では「男性の身体的優位は神話」だそうです。めちゃくちゃすぎるw
編集部より:この記事はMurasaki@論文解説お兄さん氏のブログ「Quantum Gun」2025年11月8日のエントリーより転載させていただきました。






