ラ・メゾン・デュ・ショコラのノエル&エピファニー(パリ8区)

「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」の年末コレクション。

ニコラ・クロワゾーが手がけるショコラたちは、いつもながら、アートオブジェのように繊細で美しい。

スペシャルピースはおっきなクリスマスツリー。てっぺんのオブジェはくるくる回る。

宇宙を彷彿させる造形美が素晴らしいビュッシュ、ショコラムースがふわっふわで軽くて素敵。ショコラたっぷりのガレットももちろん上出来。

美しいアドヴェントカレンダー、スペシャルピースのようにくるくる回せて楽しいね。

ペトロシアンとコラボしたカヴィア入りボンボンも絶妙な完成度。カヴィアの旨みと塩気はショコラとよく合う。新作ボンボンも文句なしのおいしさ。

カカオの高騰で恐ろしいくらいに値段が上がったショコラ。”フランス人も、日本みたいに一個ずつ大切に食べるようになったよ”とニコラ。ほんと、もう気軽に買えない…。

日本の新しいブティックには、世界で初めて塩系料理も楽しめるカフェが併設された。カヴィアを乗せたショコラタルトなどが食べられるそう。パリにもカフェが誕生しそうね。

天国では、ロベール・ランクスが今年もコレクションに満足していることでしょう。2年後、メゾンは創業50年を祝う。


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々6」2025年9月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々6」をご覧ください。