民意の結果を「数の横暴が危険」と叫ぶメディアの横暴

衆議院議員選挙は高市総理率いる自民党が圧勝という結果となった。朝日新聞の選挙予測が出た後のオールドメディアの高市批判は露骨だった。中国の「日本いじめ」もあからさまだったが、現実的な国民は、それに対する判官贔屓も相まって、高市自民党に3分の2を超える議席を与えた。

衆院選の結果を受けて会見を行う高市首相 自民党HPより

戦争に突き進む危険さを誇張していた論調もあったが、力がなければ国を守れないのは世界情勢を見れば明らかだ。声高に「戦争に反対」しているだけで、領土を守れると考えるようなお人好しでは、国を守れるはずもない。イラク、パレスチナ、ウクライナで起こっている悲劇を見て、日本がそのような状況に追い詰められないように手を打つことを考えない政治家など不要だ。

いつまでも「戦争反対」「憲法9条を守る」と叫んでいるだけの政党が0議席に終わったのは、国民の大多数が世界情勢と日本の置かれた立ち位置を冷静に見ている証だ。

それにしても中道改革連合は見事なまでの大敗北だった。公明党の各選挙区当たりの1-2万票欲しさに、エネルギー政策や安保関連法案に対する姿勢を簡単に捨て去った立憲民主党サイドの崩壊は予想以上だった。

自らの大義を捨て去って姑息な票集めに走った姿は、あまりにも浅ましく、日本人が最も嫌うところだ。私は民主党政権時に内閣官房参与を務めていて、本当に嫌なものを見てきたが、まさに、軽薄さをさらけ出した戦略ミスとなった。

「政策論争がなくて残念だった」と言った落選した元民主党幹部がいたが、ネットで種々の政策を見て選んだ国民に対して失礼な話だ。そもそも、今のテレビでの党首討論会などほぼ無意味だ。第1に数が多すぎる。第2に、本質的な討論ではなく、自分たちの主義主張を訴えるだけで、討論になっていない。時間を守らないで話し続けるなど、政治家として失格だ。

自民党が圧勝したのは民意の反映であるにもかかわらず、オールドメディアは危険な政権ができたかのような論調を続けている。いったい、彼らは何様なのだ。国民は高市政権の危険さを見抜けていないかのような上から目線の発言を繰り返しているが、テレビを見ない、新聞を読まない若い世代が政治に関心を持ち、自民党を支持したのはなぜなのか?戦後の価値観に縛られず、世界の情報を、SNSなどを通して収集しているからだ。

SNSは確かに多くのフェイク情報が含まれているが、「オールドメディア=正義」といった価値観の押し付けでは通用しないのだ。いつまでも、裏金・統一教会で足を引っ張っているよりも、明るい未来に向かって日本をどうしたいのか、を考えれば、多くの国民が後者を望んでいるのかを明確にしたのが今回の選挙結果だ。明るい未来のある国にするための討論をしてほしいのだ。

将来、日本をどんな国にしたいのか、この国を守るために何をすべきなのか、はっきりと方向性を示した総理に期待するのは当然の帰結だ。


編集部より:この記事は、医学者、中村祐輔氏のブログ「中村祐輔のこれでいいのか日本の医療」2025年2月10日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。