中道・小川淳也代表、閣僚にWBC観戦「挙手確認」で旧態依然ぶりが露呈

9日の衆院予算委員会で、中道改革連合の小川淳也代表が閣僚に対してWBC観戦の有無を挙手で確認した場面が波紋を広げている。中東情勢の緊張を背景に危機管理の観点から問題提起したとされるが、質疑の手法や内容をめぐり、「あいかわらずのパフォーマンスではないか」との批判が強まっている。

  • 小川淳也代表は予算委員会で、高市早苗首相がWBC日本対韓国戦の始球式出席を見送った判断に触れ、「当然、試合観戦も控えたのでしょうね」と確認。そのうえで出席閣僚13人に対し、現地観戦した者がいれば手を挙げるよう求めた。
  • 最初に片山さつき財務相が挙手し、小川氏が「1人ですか。本当に1人ですか」と促すと、木原稔官房長官と城内実経済財政政策担当相も挙手し、計3人が観戦を認めた。
  • 小川氏は中東情勢の緊張を踏まえ、閣僚の行動が危機管理上適切だったのかを問う意図だったとされるが、「危機管理上問題がある」と指摘しかけたところで持ち時間が終了し、議論は途中で終わった。
  • 木原官房長官は記者会見で「休日にプライベートで観戦した。緊急時には対応できる態勢だった」と説明し、政府として危機管理上の問題はないとの認識を示した。
  • 各社報道ではこのやり取りを「直球質問」「抜き打ちチェック」などと紹介する一方、質疑の結論が示されないまま終わったことから、実質的な政策議論にはつながらなかったとの指摘も出ている。
  • 「国会でやることではない」「バカげたパフォーマンス」「時間の無駄」といった批判が相次ぎ、小川代表の意図と国民感情との乖離を指摘する声が広がった。
  • また「天皇陛下も観戦しているのになぜ閣僚だけ問題になるのか」「家で観戦しても同じではないか」など、小川代表の問題提起そのものに疑問を呈する声も目立った。
  • 閣僚の行動を問題視するよりも、挙手で確認する手法を「踏み絵のようだ」「政治の劣化を象徴する場面」といった質疑の演出性を批判する意見が多数となった。
  • 小川代表は取材に対し、元高校球児として侍ジャパンを応援しつつ、危機管理の観点から問題提起したと説明したが、これに対し「着地に失敗した」「放送事故のようだ」とする厳しい評価が広がった。

今回の質疑は、国際情勢が緊迫する中で閣僚の行動を問い直す意図があったとみられる。しかし、挙手による確認という演出が先行し、政策論争として深まらなかったことから、国会審議の質や政治のパフォーマンス化をめぐる批判を招く結果となっている。

衆院予算委員会での小川淳也代表 中道改革連合HPより

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