私はAIについては今はGeminiを使っています。少なくともChatGPTよりは使いやすい上にやり取りを連鎖的に行わせる仕組み、つまりまるで囁きかけるように「こういう点も深掘りしてみますか?」といった聞き方をしてくれます(他のもそうかもしれませんが)。
また何か文章を作らせてもどこをどういう風に作ったかそのポイントも示してくれることで非常にわかりやすく、個人的にもここまでされると個人秘書のようなものだな、と思ったりしています。

先日もある資料の数字と自分の作った数値モデルとどちらが優れているかの判断をしてもらうのにPDF化された8ページの英文資料と私のモデルをアップロードし、比べてみてくれ、と指示をしたところ、読み込んで返答が来るまでに5秒ぐらいでした。あまりの早さに唖然とした上にその内容が概ね、ポイントを突いているので驚きでした。
私は今、ある不動産物件の開発のお手伝いに絡んでいるのですが、非常に難しい案件でそれをやるかやらないのか、やれるか、やれないのか、という判断をするための資料を集めています。
高度な政治的判断も出てくる案件なのですが、誰と誰がどう繋がっているという分析までAIが即座にできてしまうのです。まるでスパイのようですが、これを自分の手で調べていたらきっとここまでは出来なかったかもしれないと思うのです。
そんな日々で何が変わったかと言えば作業効率が異様に早まったので多少仕事量にゆとりが出来たのです。こんなことは何年かぶりです。そこで今までずっと放置をしていた作業をしたり、思考を巡らすとともに自分の時間が出来たというか、精神的に追い詰められなくなったので「晴耕雨読」的なペースに戻すことが出来ています。
例えばこの数週間、バンクーバーはこれでもか、というぐらいの雨で一部では雪解けもあり川が氾濫しそうになったほど降ったのですが、休みの日もジムで運動をし、一日中、書を読んだりできるのです。
これは確かにありがたいです。ただ、今までの人生ではあまりなかった経験なので自分自身をどう新しい世界に合わせていくのか、これを探るのに試行錯誤しています。端的に言えば「ヒマになり過ぎる怖さ」であります。
私は今まで時間のかかることをすべて削除してきました。かつてはゴルフは年間30ラウンドぐらいしていたのでざっくり言えば春から秋まで毎週末ゴルフに行くぐらいのペースでした。ゴルフをやめたのは時間が取れなくなったからです。
そこで自転車でサイクリングに行くようになったのですが自転車好きの私としては一旦外に出れば3時間ぐらいはかなりカッ飛んで走ってしまうので家に戻った時は体力の限界で昼寝をしてしまい、これまたある意味、時間を食う問題にぶち当たったのです。そこでサイクリングもぐっと減らし、今では自分の住むコンドミニアムにあるジムでルーティーンのワークアウトをするのが主体になっています。
ある意味、パタン化したライフなのですが、AIが浸透することでこれをブレイクスルー出来るかもしれないな、と思っています。私も間もなく60代半ばに差し掛かるわけですが、今までできなかったことに優しくアプローチできるかもしれないと思っています。そういう意味ではAIに感謝であります。とはいえ、昨日記したように効率化によりいろいろなことが出来ると思い、火曜日からの日本のスケジュールはあれもこれもと詰め込み過ぎてしまいました。
要は持て余すであろう時間をどう活用するか、有益に使うのか、怠惰になるのか、という意味では自己啓発そのものへのチャレンジだとも言えないでしょうか?
有益とは何か、これまた難しい哲学であり、その価値観は人によって様々であります。ラーメンを食べ歩くことを有益だと思う人もいるし、鉄オタが車窓からの眺めに満足感を得ることもあるでしょう。それらは全然OKでしょう。
多分、私の場合は世界観を広げる、そこにステップインしていくと思います。2つの教育案件が同時に始まったのですが、共に求められるのは非常に広範な知識であります。とはいっても学者のようにはならないし、なろうとも思いません。私は様々なやったことがない経験を積み上げ、人と出会い、対話を重ねることで新しい切り口を求めようかと思っています。
自己啓発家のトニーロビンスのセミナーに出るたびにしつこくリピートするインカンテーション(潜在意識を前向きに変えること)が最近、頭にこびりつくように浮かんでくるのです。
「 I will lead, not follow(誰かについていくのではない、自分が主導する)」
「 I will believe, not doubt(自分を疑わず信じよ)」
「I will create, not destroy(想像するのだ、破壊するのではない)」
という言葉です。
そうか、AIで生まれた新しい気持ちの萌芽を前向きに更に成長させることなのだな、と自分に言い聞かせています。
チャンスを生かすも殺すも自分次第、ということでしょうね。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2026年3月29日の記事より転載させていただきました。







コメント