戻した株価:増える合併、提携、M&A

京都府南丹市の遺体遺棄事件。多くの方が事件の当初から身内の犯行の可能性が高いと考えていたのではないでしょうか。私もかなり初期の頃から父親ないし身内の可能性を疑っていました。報道体制もやや奇妙で普通ならよくある家族のインタビューが公開されなかった点も気になっていました。警察が敷いた報道規制でしょう。警察の動きも捜査がピンポイントな感じで、かなり早い時期から身内の犯行の可能性を視野に捜査を進め、ある時期において警察の答えは出ており、証拠となる遺体発見が全容解明の糸口だったと推測します。私が興味があるのはこの父親の性格と犯行理由。外面が良い感じなので、二重人格的な精神構造を持ってる気もします。この事件について、なぜこういうことになったのか、社会的見地からも調査が必要だと思います。

では今週のつぶやきをお送りいたします。

戻した株価

経験が長い投資家は3歩先を読みながらお金を投じています。私がこのブログを通じて戦争はほぼ終わりと申し上げた2週間ちょっと前に原油関連株を売却したのは先が読めたからです。それから戦争終結させるための手続きに入っていて、その手続きに関して右往左往しているために原油価格がまだぶれているのが現状です。金銀の相場の時もそうでしたが、一旦ピークをつけるとその後は振れ幅を伴いながらもそのピークを回復するのは困難になり、回復にはしばし時間がかかります。その間、私はこの1週間で、カナダ株式をかなり新規買いしており、来週以降も相当買いまくる予定です。

日本株については、今週、世界に先駆けて高値をつけましたが、チャート的に明確にこの高値を抜いてくれば63,000円程度までつけてそこで「宴の後」で、一度物価高に対する懸念から足踏みする読みをしています。今回の高値は戦争終結を見込む提灯買いであり、企業業績を伴っていないので、1-3月期の決算発表が始まるこの時期はもう少しセンシティブになるべきでしょう。ただ、企業側は値上げをしてきているので売り上げは前年比で良好になるはずで決算は概括としては悪くない予想です。

また株価は既にどこも高値圏にあるため、容易に手を出せないと考えています。私もカナダでの投資では銘柄選びで頭を抱えており、かつては今買えば将来テンバガー(株価が10倍になること)という期待感もありましたが、今からはせいぜい2-3割が精いっぱいでそれ以上のリスクは取れないと思います。逆に大した理由ではないのに突如10-20%も暴落する銘柄もあり、私の中では「株価のトルネード現象」と称し、「大衆迎合の暴落」の際には吟味しながらもすかさず買うぐらいのたくましさがないと運用成績が上がらないのであります。

GOTO_TOKYO/iStock

増える合併、提携、M&A

このところ合併、提携、M&Aの報道が多くなってきました。事実、2025年の日本企業のM&Aは5115件、金額にして35.7兆円と過去最高になっています。東証の上場企業数は2025年に60社減って3782社。私は数年前に3000社ぐらいでよいのでは、と申し上げました。NY市場の上場企業数が大きく減って来たのに対し、日本は小型の存在感が薄い新興企業が雨後の竹の子のように増えたのも事実でその流れを修正しようとしているのが昨今の動きです。

一方、企業側も「おらが会社」より規模の追求と経営効率を高めることに目覚め、多角的に事業している企業は部門の切り売りなどにより再編が進みます。経営効率改善に企業が急ぐ一つの理由は労働人口が確実に減ることが予見できる中で自分の会社だけ取り残される危惧があるのでしょう。また企業の新卒採用も明らかに変化しており、新卒採用を大きく絞り込み、優秀な人材の採用にこだわる量から質への転換が始まっています。

これが何を意味するか、と言えば若年労働者のカテゴリー分けで、真の幹部候補、ライン業務にAIと調和性の良い人材、そして就職できない若者の3つです。多くの主要国で若年層の失業率が問題になっていますが、日本も確実にその方向に向かうはずです。企業が効率化を求め、より規模の追求をすればするほど「サラリーマンほど楽ではない商売はない」となり植木等さんが天国で嘆く時代到来となるかもです。恐ろしいほどに企業文化の変化が進んでいるとも言えます。

住めば都

今、皆さんはお住まいの場所にとても満足されている方が多いと思います。サラリーマンの皆さんが札幌や福岡転勤が良かったというのもその流れでしょう。私が人生の間で度々引っ越した中で思い出深いのは成田と船橋。特に成田(と言っても冨里というバスも走っていないド田舎で買い物するところすらない場所)が妙に思い出深いのは何もなく、刺激もほとんどない中で雑念を取り払い、物事に集中できたからかもしれません。週末などとにかくやることがなく、私がほんの一時期だけパチンコをしたのはこの成田近郊に住んでいた時でした。

日経に「子どもの幸福感1位は秋田 人口減に危機感、探究型授業で地元愛育む」とあります。正直、この幸福感に客観的定義がない以上、雑念が少ない地方の方が幸福度が高まりやすいわけで秋田県が論理的に幸福な県だと断定してはいけないでしょう。私の従兄弟は香川県高松市に住んでいますが、過去10年で香川県から出たことがあるかないかです。ましてや大阪とか東京など「行く意味を持たない」そうです。住みやすさと日々変わることがない日常、誰からも邪魔されることなく、ストレスもたまらない生活であれば「なぜ、わざわざ他のところに行く?」であります。これは農耕型民族の典型とも言えます。

一方、都会では近年外国人が増え、人と人の接触も多く、様々な人々の交流で刺激にあふれ、自分の殻から飛び出しやすい環境があります。もちろん、都会に住みながら寡黙で交際をせず、引きこもる方もいらっしゃいますが、概して刺激が多ければ成長や開拓という意識が働く一方、負担も多く、疲れやすい社会であり、自分が時代の流れに乗り遅れれば焦りすら感じます。よく東京の人は歩くのが速いと言われます。私はそれが実感できないのですが、そうだとすればそれは東京の変化が早歩きのペースだとも言えます。かつてブータンと言うヒマラヤの山麓の国が世界一幸福とされたのに今や経済成長で幸福度は大きく下がったという事実の意味するところは大きいでしょう。

後記
最近、新規申し込みや様々な決済プロセスにおいて機械処理で弾かれるケースがしばしば起きています。例えば法人の新規証券口座を開くのに5か月かかり、昨日ようやく完了しました。なにがそうなったかと言えば証券会社が設定する様々な内部のクリティカルパスが通らず、2度失敗し、3度目は人間が操作してクリアになったのです。、もう一例は突如とんでもない額の請求書が舞い込み、何と思えば人間が査定したのではなくその会社のITかAIが処理したもので全然理にかなっていない内容でした。こんなことが頻繁に起きるのは熟達の人間ワザとAIによる自動仕分けの端境期ににあることもあるでしょう。恐ろしいのは今後、どんな間違いがあろうとAI様が拒絶するケースです。「お主、俺様人間の言うことを聞かぬのか」という日もあるのでしょうね。

では今日はこのぐらいで。


編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2026年4月18日の記事より転載させていただきました。

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会社経営者
ブルーツリーマネージメント社 社長 
カナダで不動産ビジネスをして25年、不動産や起業実務を踏まえた上で世界の中の日本を考え、書き綴っています。ブログは365日切れ目なく経済、マネー、社会、政治など様々なトピックをズバッと斬っています。分かりやすいブログを目指しています。

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