2026年4月25日夜、ワシントンDCのワシントン・ヒルトンホテルで開催されたホワイトハウス記者協会夕食会の会場外で銃声が響き、トランプ大統領、メラニア夫人、バンス副大統領および閣僚らがシークレットサービスによって避難させられた。

トランプ大統領 ホワイトハウスXより
事件の概要
容疑者はセキュリティチェックポイントに突入し、1〜2発を発砲したとみられている。シークレットサービス要員が容疑者に向けて発砲したが命中せず、容疑者はボールルームへ続く階段付近で身柄を拘束された。
容疑者はカリフォルニア州在住の31歳の教師、コール・トーマス・アレンと特定された。アレンは2025年8月にショットガンを購入しており、ホテルに前日チェックインしていた。
容疑者が携帯していた文書には、自らを「フレンドリー・フェデラル・アサシン(友好的な連邦暗殺者)」と称し、トランプ政権関係者を標的にする意図が記されていた。一人の警察官が防弾チョッキに被弾したが回復が見込まれており、その他の負傷者は報告されていない。
増殖する政治的暴力の連鎖
ジャーナリストや評論家らはこの発砲事件を、米国における政治的暴力の文脈に位置づけて論じている。
PBSニュースアワーがまとめた近年の政治的暴力の事例を見ると、その頻度と多様性が際立っている。
2024年7月のペンシルベニア州バトラーでのトランプ暗殺未遂事件(支持者1名死亡)、同年9月のフロリダでの第二の暗殺未遂事件、2022年のナンシー・ペロシ下院議長(当時)の夫がハンマーで襲撃された事件、2025年4月にはペンシルベニア州知事ジョシュ・シャピロの公邸への放火事件など、政治指導者を標的とした事件が相次いでいる。
またイーロン・マスクのテスラ施設への放火・銃撃、アリゾナ州の民主党全国委員会事務所への銃撃、ニューメキシコ州共和党本部への放火など、政党施設も攻撃の標的となっている。
今回の事件現場となったワシントン・ヒルトンは、1981年にレーガン大統領が外で銃撃され重傷を負った歴史的な場所でもある。







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