入札アップグレード初体験。ヨーロッパ旅の始まりが少し変わった

出口里佐です。

羽田発、パリ行きのJAL便の機内で、この原稿を書きはじめました。

william87/iStock

円安にエネルギー高。そんな時代に海外旅行なんて、常識がないと思われるかもしれません。でも、還暦を過ぎ、「健康寿命」という言葉が現実味を帯びてくると、好きな場所へ行ける時間には限りがあるのだと感じます。

私にとって、ヨーロッパでバレエや音楽を楽しむ旅は、「いつか」ではなく、「今」なのです。

1. ChatGPT(チャッピー)に教わった“時差ぼけ対策”

ヨーロッパ旅行で毎回悩ましいのが、日本との時差です。

せっかく現地へ着いても、身体が重く、眠気が抜けず、初日を無駄にしてしまうのはもったいない。そこで今回、ChatGPT(以下、チャッピー)に、機内での過ごし方について相談してみました。

私はもともと飛行機で眠るのが得意なほうです。

14時間近いフライトでも、Wi-Fiを繋いで仕事をしたり、映画を観たり、うとうとしたりを繰り返し、分散していますが、合計5時間ほどは眠れます。さらに、エコノミークラス症候群予防のため、水分を多めに摂り、4〜5回はトイレへ行って身体を動かすようにしています。

そんな私の過ごし方を伝えたところ、チャッピーからは、

  • 最初の4〜5時間は、なるべく起きている
  • 仕事や映画鑑賞に充てる
  • その後に2〜5時間ほど眠る
  • 起きたあとは現地時間に合わせて活動する

というアドバイスをもらいました。睡眠は分散せずに、固めて取った方が良いそうです。

さらに、水分補給と頻繁なトイレは、むくみ防止や血流維持にも良いので、そのまま続けてOKとのこと。

これで、現地到着後の時差調整がかなりラクになるそうです。

andresr/iStock

2. JALの入札アップグレードで、ビジネスクラスへ

今回の航空券は、もともとエコノミークラスで予約していました。

ところが、このチケットが「入札アップグレード」の対象になっており、トライしたところ幸運にも、直前に比較的リーズナブルな価格でビジネスクラスへ変更できました。

利用機材は、A350-1000

ビジネスクラスでもスライドドア付きで、まるで小さな個室のようです。

2024年9月、ニューヨークからの帰国時も同じ機材のビジネスクラスの便をマイルで利用。その時も記事を書きましたが、やはり快適さが違います。

もちろん、プレミアムエコノミーという選択肢もあります。ただ、最初から自分で予約するのとちがい、入札アップグレードの場合、座席の残りの数に余裕が無いときは選べず、運が悪いと3列席の真ん中になることも。その点、ビジネスクラスなら、どの席でもほとんど大丈夫です。

私は普段、エコノミークラスでは必ず通路側を指定しています。長距離便で自由に立てないのは、かなりつらいからです。

実際、前回の旅では、成田発フランクフルト行きのJAL便が欠航となり、振替便として急遽半日後の羽田発ANA便のプレミアムエコノミーに変更してもらったことがありました。

ところが指定されたのは、3席並びの真ん中。当日なので、当然と言えば当然。

しかも両隣の男性が熟睡してしまい、14時間近いフライト中、トイレへ行けたのはたった2回でした。

前回の私の状況。当日割り当てられたプレミアムエコノミーの席は、これならエコノミーのほうが良かったと思いました。

あれは、本当に苦しかった……。「通路側を自由に使えること」は、私にとって長距離フライトの重要条件です。

3. A350-1000は、乾燥しにくい

長距離フライトで意外に困るのが、機内の乾燥です。

けれど、A350-1000は機体に使用されてている金属が、多少湿度があっても大丈夫なものらしく、以前のような“砂漠のような乾燥感”がかなり少なく感じます。

このフェイスミストというものはかなりの優れもの。
トイレに行く度にシュッと吹きかけていたので、フェイスパックに近い潤いが保てた感じです。
エコノミークラスの時もこれは100ml以下のものを持参したいです。

さらに最近気づいたのですが、ビジネスクラスの化粧室には、スプレー式のフェイスミストまで置かれていました。

手を洗ったあと、顔にシュッとひと吹きするだけで、かなり快適。

スライドドア付きの個室空間なので、席でフェイスパックをする人もいるのかもしれません。私はまだ試していませんが、次回はやってみようかと思っています。

4. 機内食で失敗したこと

機内食は、離陸後しばらくして、和食または洋食のコースが提供され、その後は着陸前まで好きなタイミングでアラカルトを注文できます。

今回、私は事前に和食コースを予約していました。

これは和食、洋食共通のアペリティフ。結構これだけでお腹いっぱいになります。
この1時間半前にラウンジでたっぷりの朝ご飯をいただいてました。

和食の最初のお膳。この後にメインがありましたがほとんど食べられなかったです。
ラウンジの朝食はほどほどに。

ところが、搭乗前にラウンジで朝食をしっかり食べてしまい、数時間後にはあまりお腹が空いていなかったのです。

せっかくの機内食なのに、少しもったいないことをしました。長距離便では、「ラウンジで食べすぎない」も大切かもしれません。

睡眠後には、アラカルトで、

  • チーズの盛り合わせ
  • フレッシュフルーツ
  • 三元豚のカツサンド
  • シュガーフリーの抹茶ラテ
  • コーヒー

をいただきました。

チーズ盛り合わせとフルーツ。チーズにはナッツとジャムも添えられています。ワインを飲む方はきっともっと美味しく感じられるでしょう。
映画は、シェイクスピア自身の人生を描いた、ハムネット。映画館で見ようと思っていたもので、面白かったです。

特に驚いたのが、三元豚のカツサンド。

一眠りして起きたらお腹も適度に空いて、こちらを注文。
トンカツのお肉が柔らかで、パンもトーストされていてしっとりしていました。サラダ付きというのも気がきいてますね。

小ぶりのホットサンドが4切れ。きちんと温められ、美味しそうなこんがりキツネ色、サラダまで添えられています。機内食というより、小さなカフェメニューのようでした。

一方で、楽しみにしていた「JAL特製ソラノイロ ゆず香る中華そば」は、残念ながら売り切れ。

以前も似た経験がありましたが、人気のアラカルトは早めの注文がおすすめです。

ちなみに、水分補給用に600mlのペットボトルを何本もいただけたので、今回も頻繁に身体を動かすことができました。

そして不思議なことに、パリへ到着してから、いつもの旅より身体が軽いのです。

旅は、目的地へ着いてから始まると思っていました。でも本当は、機内での過ごし方から、もう旅は始まっているのかもしれません。

コメント投稿をご希望の方は、投稿者登録フォームより登録ください。

コメント