森本レオさん死去:「癒しの声」を懐かしむ声と女性問題の批判

俳優・ナレーターの森本レオさん(本名・森本治行)が2026年9月4日に83歳で死去しました。Xでは独特のおだやかな声を懐かしむ声と、過去の女性問題を改めて取り上げる声が交錯しています。

産経新聞

癒しの声とバイプレーヤーとしての足跡

1943年、愛知県生まれ。日本大学芸術学部卒業後、1967年にNHK名古屋のドラマでデビューされました。東海ラジオ『ミッドナイト東海』のDJとして若者に支持され、1972年ごろから東京を拠点に俳優活動を本格化しました。

ドラマでは『黄色い涙』『ロングバケーション』『ショムニ』などでマイペースで脱力した役柄を演じ、ナレーターとしてはフジテレビ『きかんしゃトーマス』の初代語りや『王様のレストラン』、『Qさま!!』などで知られています。柔らかい声は「癒し系」と呼ばれ、子ども番組からドキュメンタリーまで幅広く起用されました。

水沢アキさんのレイプ疑惑

2002年、『女性セブン』が当時59歳の森本さんと28歳の画家志望女性の同棲を報じました。記者会見で森本さん(妻と別居中)は関係を認め、「男女の関係は異文化交流みたいなもの」と述べました。この発言がきっかけで、過去の告発が再び取り上げられました。

女優の水沢アキさん(当時デビュー間もない17歳)は『週刊新潮』で「共演したドラマの後、「演技を見てあげる」と自宅に誘われ、処女を奪われた」と訴え、帰宅後、血のついた下着を洗いながら泣いたと語りました。

森本さんは関係があったことは認めましたが、「合意の上であり、レイプではない」と反論し、時効などの理由で刑事事件にはなっていません。

石原真理子さんの被害

2006年、女優の石原真理子さんが自叙伝『ふぞろいな秘密』で、17歳のとき同様の被害を受けたと記しています。最初は喫茶店で朗読指導などを受け、やがて森本さんのアパートがレッスン場になり、ベッドの縁に座らせてセリフのレッスンをしている最中に態度が変わり、下着を脱がされて処女を奪われた、と記しています。

水沢さんのケースと手口が似ていると指摘されましたが、森本さん側はこちらも関係を認めつつ、強制を否定する立場でした。法的な決着はついていません。

今回の訃報では、トーマスのナレーションや『ショムニ』を懐かしむ声と並行して、女性問題に関して「声のイメージと裏腹」「法で裁かれなかった」といった投稿も目立ちます。

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