劇作家・演出家の鴻上尚史さんが10月6日、米国への渡航に必要な電子渡航認証、ESTAの申請をめぐるトラブルをXで報告しました。公式サイトだと思って手続きした相手は民間業者で、空港に着いてから申請されていないことが判明。予定の飛行機に乗れず、空港で12時間を過ごすはめになったそうです。
ニューヨークに行こうとして、空港のカウンターに来たのね。そしたら、アメリカ入国に必要なESTAか申請されてないと衝撃の言葉。いや、2日前にしましたよ答えても、よく考えたら、受領のメールをもらってない。ないものはないので大慌てで、申請して、でも、間に合わないと、飛行機に乗れない。調べた… pic.twitter.com/XRFYR3W0vW
— 鴻上尚史 (@KOKAMIShoji) October 6, 2026
偽サイトに引っかかって予定の便に乗れず
鴻上さんはニューヨークに向かうため、空港のカウンターで搭乗手続きをしようとしたところ、ESTAの申請が確認できないと告げられました。2日前に手続きしたはずでしたが、思い出すと受領メールも届いていなかった。あわてて申請し直したものの、許可を待つ間にカウンターが閉まってしまいました。
本人が調べたところ、最初に利用したのは「公式を装った民間の会社」でした。鴻上さんは「まあ、詐欺だわね」と困惑をつづっています。ニューヨークでは芝居を見る予定で、チケットも購入済みだった。旅行の準備を済ませたつもりが、出発直前に足元をすくわれた形だ。
その後、ESTAの許可は当初の出発時刻の31分前に下りましたが、搭乗には間に合わなかった。幸い夜の便に空席があったものの、空港での長時間待機を余儀なくされました。業者には抗議と返金要求のメールを送ったそうです。
偽サイトが検索でトップに出てくる
民間の申請代行業者は検索結果の上に表示され、申請画面も似ているので公式だと思い込む人も多い。これはグーグルにも問題があります。

申請と渡航認証の間には、大きな隔たりがあります。入力や支払いを終えても、米当局への申請が行われて承認されたとは限りません。
民間の申請代行が直ちに詐欺というわけではありませんが、公式と誤認させる表示や、依頼した手続きが行われないことは別の問題です。鴻上さんが利用した業者の名称やくわしい契約内容は、今回確認した報道では明らかになっていません。
被害者が多いので注意が必要
米連邦取引委員会(FTC)も、ESTAの公式サイトに似せたサイトに注意するよう警告しています。こうしたサイトでは高額な料金を請求されるだけでなく、申請書類が提出されず、渡航に必要な認証を得られないおそれがあります。公式サイトは「esta.cbp.dhs.gov」です。似た名前に惑わされないよう注意が必要です。
また米税関・国境警備局(CBP)の案内によれば、申請状況は公式サイトで確認できます。申請番号が分からなくても、旅券情報などを使って照会する方法があります。審査結果が出るまで通常72時間以内を要するため、出発直前の申請では間に合わない可能性もあります。help.cbp.gov







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