二階さんの辣腕ぶりにはほとほと感心するが、それでもちょっとやり過ぎなんじゃないかな、と思うことがある。
何故平地に乱を起こすようなことをやるのか。
二階派を増やしたいのはよく分かるが、二階派を増やしてその先何をやるつもりか。
二階さんはどうやら今までの自民党幹事長にはないタイプのようである。
各地の自民党県連や自民党の派閥とドンパチをやっても平気なようだ。
これで自分の思い通りの結果を出せれば、二階さんの剛腕ぶりが天下に轟くことになる。
しかし、危ういな、と思う。
いつかは、必ず足を掬われる。
驕れる者は、久しからず。
出過ぎると杭は引っこ抜かれるものである。
鳩山二郎氏や長崎幸太郎氏ぐらいならいいが、さすがに川上氏まで、ということになったら、怒り出す人が多いはずだ。
まあ、私が何を言っても何の影響もないだろうが、二階派以外の人を全部敵に回すようなことをしてしまえば、さすがの二階さんも二階に上げられて梯子を外されることになるはずである。
何にしても、力任せに何でもやり過ぎることはよくない。
まあ、余計なお世話だろうが。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2016年11月16日の記事を転載させていただきました(タイトル、一部変更しました)。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。