オリンパス騒動でなぜ国内マスメディアの舌鋒が鈍いのか

石田 雅彦

オリンパス騒動とマスメディアの関係。広告主に依存する体質が染み込んでしまったマスメディアに、広告主を批判する機能が失われて久しいわけなんだが、表題ブログではオリンパス騒動の引き金を引いた『FACTA』誌について書いています。さらに海外メディアの報道ぶりを紹介。この問題ではNYTが、指定暴力団へ資金提供も、という記事を出したりしてるんだが、日本の大手マスメディアからはまったくといってほど厳しい批判記事は出てきません。
こちらの「やまもといちろうBLOG」でも『FACTA』誌の記事を紹介。ベイスターズのインサイダー取引疑惑を紹介しています。「ネット海」では、このへんの事情について書いています。
一方、この「週刊0510」の記事では、マスメディアについても「検察リークでの横並び報道」が復活している、と書いています。検察特捜が捲土重来を期して臨んでいるのが大王製紙事件とオリンパス事件だ、とし、特にオリンパスについては、米国FBIや英国SFOといった捜査機関との競争が始まっていて、日本の特捜部は汚名挽回の好機、というわけ。企業の責任を追及せずにポーズだけでは「裁量捜査」なのではないか、と検察を批判しています。
弁理士の日々
オリンパス問題と海外メディア


PayPal。アプリ。Send Moneyは広がるか。海外のネットオークションなんかでも便利な仕組みなんだが、海外へ送金する際の手続きの煩雑さを知ってると本当に助かります。「人から人へ」は環境によって無料になるらしい。PayPalはポストカードに注目した、とするこの「円と生活 365yen」では、日本でもPayPalが広がるかも、と書いています。
ブログヘラルド
友達に送金することが可能なPayPalのFacebookアプリ

TPP。経済学。国家という枠組みを超えて資本や労働の流動化が起きれば、比較優位論というのは単に比較劣位を疲弊させるだけなんだが、これは国内でも起きている現象です。人間には仕事を選ぶ権利もあるわけなんだが、その国や地域に生まれただけで職業選択の自由が失われる、ということはあちこちで起きている。新自由主義経済学で考えると仕方のないのかもしれないんだが、こうした流れは、国家が産業を保護育成せず、国内企業や国民のために存在する意義を失いつつある、ということなのかもしれません。
逝きし世の面影
リカードの比較優位説

シンポジウム。科学者と市民。MITメディアラボ所長の伊藤穣一氏と慶応大学環境情報学部の村井純教授が出席するオープンリサーチフォーラム「学問ノシンカ」。11/23に東京ミッドタウンで開催されます。震災後に「地球環境モニタリングプロジェクト及びSafecast」という市民による放射線測定プロジェクトを立ち上げた両氏による議論。入場無料、事前登録不要です。
坂井直樹の”デザインの深読み”
SFC ORFの「Scanning the Earth-科学技術の未来」をご紹介、興味のある方はぜひ参加して頂きたい。

SNS。どう数えているのか。ニールセン、トランスコスモス、電通の合弁会社が、ネット上の消費者行動のために設立した分析会社の調査について書いているブログなんだが、Facebookが出した公式の数字と違うのはなぜか、と書いています。もとの調査にも書いてあるんだが、これはどうも、アクセス数、らしい。そのへんのカラクリは表題ブログへどうぞ。
More Access,More Fun!
ネットレイティングスの調査の不思議を解明? Facebookの日本ユーザーは1000万人なんて絶対いない

ロシア。覇権主義。リビア争乱では指をくわえてみていたロシアと中国なんだが、ここにきてロシアが軍事的な存在感を示し始めました。米国は対中国で身動きとれず、という情勢を見越してのことなんだろうが、日本にとってロシアの台頭は大関心事です。表題ブログでは、すでにシリアへ進出しているロシアが今回について黙って見ていることはない、と書いています。太陽黒点についてはともかく、次はシリアがキナ臭くなってきました。一方、この「どーか誰にも見つかりませんようにブログ」では、世界新秩序の伏線? という文脈から空白地帯へ進出する傾向を持つロシアへ視点を向けています。パワーバランスが変化しつつある中、ロシアの動きは要注意、ということです。
ROCKWAY EXPRESS
ロシア軍艦がNATO攻撃阻止のためシリア領海に進入

理系。実験。表題の記事では、新たな化学現象を発見した茨城県の女子高生たちを紹介しています。予想外の化学反応が生まれ、それを論文にした、ということなんだが、その反応はカラオケへ行ってる間に起きていた、というのがおもしろい。こっちの「WINEPブログ」では、大学院の修士号について論文を書かなくても取得できるようにした文科省の省令改正を愚策と批判。実験をしない学生こそ、企業社会でスポイルされ、使い捨てにされる、と書いています。
デジタルマガジン
茨城の理系女子高生が化学の『BZ反応』で新発見。アメリカの科学雑誌でも論文が掲載される

F1。伝説再び、か? 表題ブログでは、体力的にホンダには無理か、と期待に胸をふくらませつつ懐疑的です。こっちの「F1 Club」では「ガセネタ」か、と分析。「YUCASEE MEDIA」の記事は、ホンダのエンジンを載せるのか、と書いています。様子見の花火、という感じでしょうか。
のぶさんの独り言
マクラーレン・ホンダ復活なるか!?

格差社会。消費行動。ご多分に漏れず日本でも、宝飾品や高級外車などが売れている反面、格安店には行列ができる、という社会になってしまいました。案外、昔もそうだったのかもしれないが、こんなに露骨に差が広がり、間の層がぽっかり抜け落ち、ごく少数の富裕層と大多数の低所得者層に分かれた、というのはこれまでにはない環境です。表題ブログでは、意図的に作り出された二極化はこれからも続き、どんどん激しくなっていくだろう、と書いている。そして、何かあったときに痛みを押しつけられるのは低所得者層、というわけです。
ニコブログ
なぜ「消費の二極化」が起きているのか

iPhoneアプリ。これは使えそう。まだ検索対象のサイトが三つだけなんだが、これがnatureやScienceなんかまで広がれば、大変なアプリになる、という感じです。SNSやクラウドサービスなどとの連携も充実していて、三つだけでもちょっとした時間で資料を集めたりできそう。これはいいアプリです。
情報考学 Passion For The Future
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