ネット住民はAmazonがらみの話題が大好きです。ひょっとすると、世界中の彼らにとってすでに最も身近な企業となっているのかもしれません。「K’conf」では、自分の履歴書をAmazon風に作ったフランス人を紹介しています。プライスはカートに入れてから、というのは、応相談、といったところか。彼には実際に採用のオファーも来たらしい。Amazonに限らず、我々が見慣れたトップページをアレンジすることが流行りそうです。
また「痛いニュース(ノ∀`)」によると、DVDやBlu-ray Disc、CDなど一部の商品を、対象商品を期日までにお急ぎ便で予約注文すると、発売日前日に届くんだそうです。これはネット上の声をまとめた記事なんだが、店頭にも発売日前に並ぶんだから通販でも同じにした、ということらしい。メーカーが設定した「発売日」というのがいかにいい加減なものか、よくわかります。いずれにせよ、Amazonがこれをやれば、ほかの通販も追随するでしょう。
「ゴールドラッシュ」の記事では、Amazonとは別会社がやってる『Amazonガチャ』なるサービスを紹介。「ガチャ」なんて名前がついてるんでなんとなく予測できます。月額5000円で数千万点の商品からランダムで配送される、ということで、あまり高くない定期的な福袋みたいなもんか。この記事でも、どうしてこんな名前をつけたのか首を傾げている。Amazonと名付ければ引っかかる客もいるだろう、と考えたんだろうが値段がちょっと高い。ちなみに商標登録はまだのようだ。PayPal上ですぐに退会可能のようだし、知らない間に通販で何万円も使ってる人は、たまにはこんな「遊び」をしてもいいのかもしれません。
電子書籍の市場でも一人勝ちの様相を呈している。端末も勢いがいい。「Forbes」には、Kindleの8.9インチが期間限定で値下げ、と書いている。この画面サイズのKindleは日本語未対応で日本のAmazonアカウントでは発売されてません。この記事によると、ほかの機種の値下げはしないらしい。
表題のブログでは、利益率が高いアマゾンが投資家から高評価されたのでは、というJB Pressの記事を紹介しています。通販小売、という世界を制覇しつつあるAmazon。Kindleという端末も出し、あらゆる情報まで商品にしてしまおう、という魂胆なのかもしれません。すでに日本でもAmazonがないと夜も日も明けないようになっている。しかし、実際に店舗を持つリアル小売はたまったもんんじゃない。単一企業へこれほどまで依存し過ぎるのもどうかと思うんだが、対抗馬が顧客視点の薄いあの「楽天」じゃ心許なさ過ぎます。
ガジェット速報
アマゾン、第3四半期決算で純利大幅減ながら株価上昇の不思議
スーパーボウルにみるこれからのマーケティングの潮流
Don’t be lame
日本人にはほとんど関心が生じないスーパーボウルなんだが、米国人は大好きで冬の一大イベントになってます。全米が注目するわけで、各企業はここぞとばかり趣向を凝らした広告宣伝を展開する。このブログでは従来のテレビCMに加えて今年はSNSなどを利用し、スーパーボウルのマーケティングが変化しつつある、と書いています。個人的にスーパーボウルと言えばトマス・ハリスの原作を映画化した『ブラック・サンデー』なんだが、この映画、1977年に日本公開の予定が爆破予告で中止されてます。
スライム型の知的生命体、ショートフィルム「粘菌の世界」
カラパイア
粘菌、といえば漫画『風の谷のナウシカ』なんだが、利他的行動やフリーライダー、また2008年にイグノーベル賞も取った北大・中垣研の迷路探索能力なんかの研究にも使われてます。これは果たして「知能」なのか、というわけなんだが、ここでは粘菌の美しくも不気味な姿を撮影した動画を紹介。彼らは我々のすぐそばにもいます。
衰退する伝統メディアと躍進するオンラインメディア、人も組織も浮き沈みがくっきりと
メディア・パブ
米国では一足先にメディア変革が進行しているようです。音楽も含めた既存のメディア産業・情報産業は就労者人口も減り続け、インターネットメディアがいくら労働者数を増やしても焼け石に水状態らしい。日本でも出版・印刷や音楽産業の先行きは明るくありません。遠くない将来、このブログに紹介されている状況をトレースするんでしょう。
徳田政務官辞任
ほろ酔い浅慮
これ安全運転重視の内閣が、どうも大ごとにならないうちに火消しした感じがします。辞任の理由になった「女性問題」の内容が定かじゃないんだが、このブログでもマスメディアはそんなことを邪推するんじゃなく、もっと伝えて欲しいことを伝えろ、と書いている。辞任した徳田毅(国土交通・復興政務官)氏も二世議員。医師会や薬剤師会なんかと関係が深そうなんだが、「病院王」として地元に多大な影響力を持つ父親の後継で選挙には強い。民主党が圧勝した2009年の総選挙でも当選。その父親、徳田虎雄氏といえば、普天間問題で当時の鳩山総理から徳之島への移設を打診され、拒否した人物です。
これだよ! スマホカメラに足りない背景ボケ感を作っちゃうアプリ『easyFocus』
TABROID
写真には驚くほど多くの情報が入っているんだが、見る人のほとんどはザッと全体を漫然と眺めているだけです。そこで重要なのは雰囲気。その雰囲気には、ボケ味、というのも重要です。これはレンズの「被写界深度」によるものなんだが、技法的にはピントがあっている部分を強調する効果がある。漫然と眺めている人の視線をそこへ惹き付けるわけ。この記事で紹介されているのは、そんな効果を演出するアプリです。
欧州株式市場が今年最大の下げ 流れは変わったのか
Market Hack
ギリシャ問題が落ち着き始めたと思ったら、欧州相場が下げたようです。こうした状況が続けば、日本のアベノミクスがさらに批難される可能性もある。ちょっと予断を許さない感じもします。
岡山市PR戦略に踊らされる人続出
web R25
岡山という街は、大阪と広島の間というちょっと微妙な位置にあるせいか、素通りされちゃうことも多いようです。駅前にアニメな像を置いて「桃太郎」とか言われても困る。実際に行くとレトロ感もあって美味い居酒屋もあり、なかなか素敵な街なんだが、最近、改めて気づいたように妙な町興しを始めました。このキャンペーンを見ると、ヘタウマ、という言葉を思い出すんだが、狙ってるのかマジなのか、よくわからない。そのへんが岡山らしい、と言えば岡山なんでしょう。
使いやすいペーパークリップ
j-tokkyo
多数の紙を束ねる、というのはなかなか難儀です。クリップで挟んでも外れがちだ。この記事で紹介されている「ECO CLIP」なる商品の優れてる点は、二つ折りの中折にしてしまう、というところ。これなら外れません。あらかじめ二つ折りにすることを前提で、真ん中に空白を作った書類にしておくと便利そうです。
「江戸っ子」「大江戸」意識の誕生
Kousyoublog
ドメスティックな地域への帰属意識が醸成されるのには、だいたい10世代くらいかかるというわけで、このブログを読むとある程度の人口増も必要なようです。ようするに、もともとそこで生まれ育った人たちが増えてくることが重要で「三代続かないと江戸っ子とは言えない」なんて言葉もできてくる。しかし、こう自称「江戸っ子」ばかりだと希少価値もヘチマもありません。
アゴラ編集部:石田 雅彦