希望なんて無いんだから楽しめって言う話 --- うさみ のりや

アゴラ

GWは結構同世代と飲んだくれてました。たいていどこの飲み会でも本質的には同じような話になりまして

「オレら(20代~30代)の世代って満たされてるけど社会に希望無いよね」

って言う話です。


物価は安くなったし、その気になればそれこそ「年収150万」でも生きていける。ぶっちゃけ松屋や吉野家や幸楽苑だって十分美味しい。ただ経済はもうあまり成長しなそうだし、 社会保障は持続できなそうだし、企業も国際競争が激しくなってブラック化してるし、特に地方社会は衰退に歯止めがかからない。 そんな中でも人口ピラミッドが崩れてるから高齢者の都合で政治が動いて大きな改革も望めそうも無い。だからユルユルと生きつつも、この先の破綻が見えていて、それでも止めようが無く絶望するしか無い。

それじゃ「自分の人生もお先真っ暗と悲観しなきゃいけないのか」っていうと必ずしもそうでもなくて、社会が暗くたって自分の人生を充実させて楽しむことはいくらでも出来るはずって話になりました。

今までは信頼のある組織に入って我慢して出世して安定した人生を生きることが「勝ち組」だったけど、社会全体の安定性に揺らぎが見えてくる中じゃ、これからはどこにいようが何か自分の価値があると感じるもの(≠好きなもの)に没頭してその道のプロとなって仕事ができれば勝ち組で、それが出来なかったら今いくらお金稼ごうが負け組なんじゃなかろうかと。

なんというか本格的に「人生楽しんだもん勝ち」の時代が始まろうとしている気がします。

そんなことを感じたGWでした。
ではでは今日はこんなところで。


編集部より:このブログは「うさみのりやのブログGT~三十路の元官僚、独立するの巻~」2013年5月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はうさみのりやのブログGT~三十路の元官僚、独立するの巻~をご覧ください。