最近の世論調査では「日本維新の会」の勢いに陰りが出て、トップの自民が47%と一人勝ちで、維新の会は民主党と同水準の8%に低迷しているそうです。
維新の支持者には誠に頭の痛い事態に違いありません。
そこに降って湧いたのが貴方の不用意(本音?)な「風俗発言」で、これが長引くと維新が優れた「選挙屋」になっても、次の選挙で「消滅」する可能性は充分あります。
貴方が「発言内容の真実性」を示す具体例をいくら挙げても、現実の世論は「真実」より,このタイミングでこの発言をした貴方を、待ってましたとばかりに「党代表としての適正」を批判するマスコミの記事に興味があり、真実などは全く役立ちません、
それどころか、貴方がしゃべればしゃべるほど、墓穴は深くなるばかりで、「弱り目に祟り目」とは今の貴方のために作られた言葉と思えるくらいで、何をしゃべってもひかれものの小唄と同然です。
そこで、私がお勧めしたい収拾策を幾つか書いてみましたので、参考にして頂ければ有難く思います。
1. この件は「決着済み」として、話題が去るまではこの件には一切言及しない。
2. スピン・ドクターを雇う。
ドクター候補としては「吉原というテーマパーク」と言う記事で風俗発言問題を巧みに文化論に切り替えた池田先生か、外国人で良ければ,激しい政治戦争の中で、自分を鼓舞するために貴方が仰った通りの事をした経験が豊富なクリントン元大統領やストラウス・カーン前IMF専務理事などが適訳だと思います。
3. 正面から論争をして決着をつける。
この場合は、貴方は弁護士としていくらアドボカシー(立場の擁護)に優れていても、本人が「擁護論」を展開すれば弁解に聞こえますので、NHKの「白熱教室」で有名になった、マイケル・サンデル・ハーバード大学教授あたりを雇う必要があります。
因みにサンデル教授クラスの論客はアメリカには掃いて捨てるほど居ますが、サンデル教授が貴方の弁論をNHKで「白熱政治論争教室」と題して中継する事が出来れば、費用だけでなく、維新の選挙資金に使えるくらいのおつりは来ると思います。
4. 外国に移住する。
これは、貴方の重大な決断が必要でですが、日本みたいに「こんなくだらない問題」に血道を上げるマスコミが少ない欧州か米国に移民することが、政治家としての貴方にはべストではないかと思います。フランス、ドイツ、米国などはアジア系移民が閣僚や野党の党首に就任しているくらいですから、貴方の様な才能があれば彼の地での政治家としての将来は明るいと思います。
然し、起死回生のウルトラCは、何と言っても「太陽の党との離婚発表」です。
これより優れた収拾策はありません。
離婚発表が出来れば、「風俗発言」などはこっぱ微塵にすっ飛び、もう少しまともな問題で貴方が論戦できる機会に恵めれる事になります。勿論、維新の会の人気も回復する可能性は大いに期待できる一石二鳥の案です。
多分、維新の会に期待する国民も、このウルトラCを望んでいるのではないでしょうか?
2013年5月16日
北村 隆司