きょう注目の橋下徹氏の外国人特派員協会での講演が行なわれた。内容は事前に用意した原稿の英訳を読み上げるものだったようだが、この問題で維新の会は支持率が3%に激減するなど、大きな打撃をこうむった。
一兵士の嘘から始まったデマが、ここまで拡大していつまでも蒸し返されるのは、日韓両国にとって不幸なことだ。歴史学的には、秦郁彦『慰安婦と戦場の性』で詳細に検証されているように、事実関係は決着がついている。騒いでいるのは、日本語の読めない欧米メディアと社民党など一部の勢力だけだ。
しかし橋下氏も含めて、この問題の経緯を知らないで「女性の人権」などと短絡する向きも多いので、この問題がなぜここまでこじれたのか、今年の初めにNYタイムズのために書いた記事を再掲しておこう。長文なので、以下はPDFファイルで。