国際オリンピック委員会(IOC)が2020年の五輪競技について理事会を開き、残すべき競技1種目で最終候補3競技を選びました。レスリング、野球とソフトボール、スカッシュです。近代五輪が始まって以来、ずっと続いてきたレスリングが残るかどうか注目でしたが、2020年の開催都市と同時に9月のIOC総会での最終決定で決まります。
「情報商材裏サイト」によると、空手の競技人口は約1億人だそうで、競技人口で圧倒的に少ないテコンドーがどうして五輪競技種目になってるのか、と首を傾げています。レスリング以外にも採用すべき競技、削るべき競技があるんじゃないか、ということ。競技人口でみるとレスリングは一説では100万人。男女競技人口比が8000対1というのも話題になりました。競技人口で言えば、野球が6500万人、ソフトボールと会わせれば1億人。スカッシュが2000万人だそうです。
表題ブログでは、競技種目の決定にはIOC内の事情がある、と書いています。これによると、五輪開催地と採用競技の関係も重要らしい。レスリングは日本は特に女子が強いんだが、開催国候補でライバルのトルコでも盛んです。前IOC会長の息子がスペイン人であり、こちらも開催国で競合関係にある。開催国をスペインにする交換条件でレスリングが残るのでは、という見立てです。複雑な背景が見え隠れする五輪。開催都市決定と採用競技には微妙なせめぎ合いがあり、これからも政治力や交渉力、発言力などが問われそうです。だとすれば、猪瀬直樹東京都知事の「失言」は、レスリングの復活のためにもせっかくのカードを自ら手放す愚かな言動だったと言わざるを得ません。
老人党リアルグループ「護憲+」ブログ
レスリングはオリンピックに残れるか
バラエティ番組の「いじり」と学校の「いじめ」のあいだ
いつか電池がきれるまで
タイトルと内容がちょっと違うんだが、ようするにテレビにしてもネットにしても「イジられたり」「イジメられたり」してる側の気持ちなんて本当のところはよくわからない、ということにつきます。当事者だとしても送り手と受け手とで情報の解釈が変わるのはよくあること。過剰反応されるのは論外としても、いちいち自分の書いたり表現したりしたものに対する意見や反応に反応したり、意識したり、思い悩んだりするのはエネルギーの無駄です。
Keep Your Gadgets Dry at the Beach With These Waterproof Pocket Shorts
Mashable
個人的にはこれはけっこう役立ちそうなシロモノだと思います。一人で浜へ出てボディボードとかやるとき、荷物が気になって仕方なかったりするわけで、ここに入れときゃ盗られてもかまわないものだけ浜へ置いておける。これも例によってネット上で開発資金を募っています。夏はもうすぐ。使用感はわからないまでも夏までに製品化してほしいものです。
オバマ王を巡る三つのスキャンダル、何故今頃話題になっているのか?
In the Strawberry Field
この「オバマ王」なる表現は、このブログ主独特の言い回しで、けっしてイナゴ王とは関係ありません。オバマ大統領については、日本へその姿があまりよく伝わってこない感じがします。どうも安全運転で危なっかしいところは微塵もないような。このブログでは、オバマ大統領が自分へ批判的な団体へ課税を厳しくするように命じていた、という話などを紹介。この件でオバマ大統領は言い訳じみた釈明に追われています。ほかの二つはちょっと前の事件で、ベンガジ領事館襲撃事件と司法当局によるメディア盗聴疑惑。これらへの関与が取り沙汰され、スキャンダルとして炎上する価値があるはず、と書いています。
幕末の金流出は何故ハイパーインフレを起こしたか?
Kousyoublog
高校あたりの日本史の授業では、幕末に庶民の生活を直撃するようなハイパーインフレが起き、それが倒幕運動を後押しした一つの力になった、というようなことを学んだりします。インフレが起きたのは事実だとしても、どうして起きたのか、と言えば、金の流出、というのが試験での解答の一つです。このブログでは、金が出ていくと貨幣価値が下がりデフレになるのでは、と書いているんだが、これは逆で従来の歴史の授業が正しいんじゃないかと思います。金貨を改鋳し、粗悪なものにすればなおさら。幕末のインフレの要因としては、急に対外貿易が増えたせいで好景気になり、国内の品不足から物の価値が上がった、というものあります。貨幣価値が下がれば、インフレになるんでしょう。むしろインフレという現象は貨幣の価値が下がっている状態のことを指すわけです。
Uncommon Genius: Stephen Jay Gould On Why Connections Are The Key to Creativity
『ワンダフル・ライフ ─ バージェス頁岩と生物進化の物語』や『パンダの親指』などの著者、米国の古生物学者であり進化生物学者、スティーヴン・ジェイ・グールドについて書いた本の書評です。バージェス頁岩に含まれたカンブリア紀の化石について紹介した業績が有名。ダーウィンの進化論に修正を加えたネオダーウィニズム学説を唱えました。生命進化は単なる偶然に過ぎない、系統進化ではなく断続平衡進化だ、など、物議を醸した「天才」だった、と書いています。化石にしか痕跡を残していない生物の進化は、仮説と検証、反論と議論、といった不毛なものになりがちなんだが、グールドの場合、かなりの説得力があるから彼の著作は読んでいても刺激的でおもしろいですね。
『母さん助けて詐欺』は良いネーミング。批判している人は被害者の80%が50歳以上の女性と知っているのか?
デジタルマガジン
いわゆる電話詐欺などでは、切迫した状況を装い、血縁者を心理的パニックに陥れ、被害者を思考停止状態におくわけです。だから、子や孫を思う親や祖父母の気持ちを悪用し、そこにつけ込んで犯行を重ねる。実に卑劣な犯罪です。犯人らは不特定多数へランダムに同じような電話をかけ、引っかかる被害者が千人に一人、万人に一人でもかまわない。その程度の低確率でも、ほとんどコストをかけず、数百万円、数千万円を詐欺できるのなら効率的と考えています。だから「お母さん助けて」というのは、普遍的で象徴的な発言になる。このブログでは、被害者の多くが親や祖父母であり、高齢の女性がほとんど、と書いています。「助けて」と子や孫が電話をかけてきたら、まず冷静になること。対応がパニクっていないだけで犯人をあきらめさせることができるでしょう。
瘴癘の地
墨と硯と紙と筆
瘴癘(しょうれい)というのは、湿度と気温の高い南方の風土病のことです。一般的に広く当てはめられ、マラリアやテング熱、寄生虫、ウイルス性呼吸器感染症、各種腸炎、など、北方にはないような病気のことを言うようです。このブログでは、中華の世界から南方へ流罪のようにして強制赴任させられ、現地で病に倒れてしまった詩人などを紹介。とりわけ、今の海南島あたりへ流された蘇軾(そしょく)兄弟について書いています。何日も沛然と降り続ける熱帯の雨を眺めていると、心の中までジメジメしてきます。日本でもこれから雨季に入るわけで、精神までカビ臭くならないように気をつけましょう。
Twitter上で彼氏欲しがってる人と彼女欲しがってる人が見れる不毛なページ「付き合えば?」カズワタベ氏(@kazzwatabe)プロデュース!
gori.me
こういうのをサービス精神だけで作ってしまう、というのは本当なんでしょうか。何か裏があるのでは、と薄汚れたオッサンは勘ぐってしまいます。しかし、若い男女が健全に出会えれば、何か良さげな世の中になりそうな気もします。ちなみに、ウワサのNAVERまとめはコレ。
和歌山に「天空の城ラピュタ」 無人島がコスプレの聖地に
ITmediaニュース
知人にも和歌山のレイヤーさんがいたりするんだが、関西圏の「聖地」が和歌山市の友ケ島だそうです。関東圏の聖地は横須賀の猿島。地元ではレイヤーらの振る舞いが問題視されている。こうした沿岸の「離島」で曰く因縁のある場所にレイヤーらは惹き付けられるんですね。和歌山の友ケ島は、雛流しの淡島信仰で有名な淡嶋神社の対岸にあり、日明貿易で沈んだ船から青磁などが海流のせいで周辺の特定海底に集められていたりします。これが近くの港の名前から「深日青磁」と呼ばれ、フジツボなどが付着した陶磁器が茶人に珍重されました。淡嶋神社ではこうして引き上げられた青磁を展示しています。雛人形が奉納される淡嶋神社には、日本人形がズラリと並んでいてわりと不気味です。
アゴラ編集部:石田 雅彦