上がりませんね。何かと言えば投票率です。特に二十代や三十代の若い世代が選挙に行かない。こないだの都議会選でもわかったんだが、組織票をもってる既成政党は低投票率のほうが有利です。議席を取ったら低投票率を改善しよう、なんてことは考えません。そうした議員が当選し続けることになる。どうやったら投票率が上がるんでしょうか。アゴラでも本山勝寛氏の「参院選前に読みたい政治マンガ5選と投票率を上げる秘策」で知恵を絞っています。若い世代はマンガ好きだから、マンガで啓蒙するのも一つの手かもしれません。
20歳になって意気揚々と選挙に出かけても、投票行動が結果につながらないと徒労感だけが押し寄せてきて、どうせ一票じゃ政治は変わらん、とか諦めちゃう人も多そうです。若い人たちってのは、何かインセンティブがないと動かない世代でもある。投票した政党や候補者が当選したのか落選したのか、そういった投票後の興味から行ってもらったらどうか、というわけで表題ブログではテレビの選挙特番を楽しむための投票というのをオススメしている。住民票とか地元に置きっ放しで取ってなかったり、郵便受けさえない人もいそうな世代ですが、なんとかダルがらず諦めず、選挙へ行ってほしいもんです。
Film Goes With Net
池上彰などの選挙特番を全力で楽しむために投票に行こうと思う
See Saturn’s Rings in Stunning 4K Resolution
Mashable
何かと話題の「4K」なんだが、これはNASAの土星探査機カッシーニが撮影してきた土星の「生4K」画像です。CGじゃないよ、とか断り書きがしてある。連写された百万枚の高解像度写真を動画にしたというわけ。これが公式サイト。とにかくスゴい解像度です。
サーバーに、あなたのデータを一切残さない検索エンジン
カレイドスコープ
どうも重要なニュースでさえ、元はいったい何が問題だったのか、忘れがちになっていて怖いです。今をときめくお騒がせ男、エドワード・スノーデン氏も元はと言えば米国NSAのスパイ・プログラム「PRISM」とそれに協力しているんじゃないかとユーザーから疑われたアップルやGoogle、FacebookなどのITやSNS企業の問題が発端でした。スノーデン氏が「実は……」と内部告発した結果、焦点はそっちのほうへ向けられてしまった。勘ぐれば得をしてるのは彼をスケープゴートにして矛先をそらしたIT系企業です。どうも、このへんから何やら腐臭が漂ってきそうな予感もする。このブログでは、検索の痕跡を残さないサービス、というのを紹介しています。逆を言えば、Googleなんかの検索エンジンは、こっちの趣味嗜好などのユーザーデータはおろか、IPアドレスなども記録されている、ということにほかならない。スノーデン氏など追いかけるより、こっちのほうがよっぽど問題です。
芸能人舌禍事件から見る失言の傾向
戦後史の激動
今ではネット上のSNSが主戦場となった有名人の「舌禍事件」なんだが、このブログではちょっと記憶の彼方にいっちゃった感のある神田うのの非道ぶりから最近は話題の中心になったテレビでのローラの言動まで雑誌から引き合いに出して紹介しつつ、いろんな「暴言」や「問題言動」などを分類しています。弱者への誹謗、というジャンルは、今では「弱者」とはいったい誰を差すのか、という面でも複雑かつ曖昧になっています。生活保護者への批難が起きたり、有名身障者の言動などがネット上で「ヤリダマ」にあがったりしている。「舌禍事件」でさえ、ひとくくりにはできない時代、というわけでしょうか。
Battle of Gettysburg Anniversary: How Weather Impacted the Bloodiest Battle of the Civil War
Live Science
米国の南北戦争で北軍(合衆国軍)が勝った転換点といわれているのが、1863年7月1日から3日かけてペンシルベニア州で交わされたゲティスバーグの戦いです。両軍合わせた死傷者は5万人近いとされ、特に南軍の損害は甚大だったらしい。この記事では、天候が戦闘後の死傷者の増大に大きく影響を与えた、と書いています。7月4日には雨が降ってポトマック川が氾濫し、多くの兵士が溺死したそうです。また、夏になって熱中症になり、衣服で暑さ対策をしていなかった南軍のほうに被害が多く出た、と書いている。気象が戦争に影響した事例は、紀元9年のゲルマンとローマ軍のトイトブルグの戦いや桶狭間の戦い、1795年にフランス騎兵隊がオランダ艦隊を捕獲した戦いなど、枚挙にいとまがありません。勝者とは天候までも味方につけた者なんでしょう。
アゴラ編集部:石田 雅彦