イベコン風物詩を見る ~ 東京モーターショー見聞録おまけ

アゴラ編集部

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※高い壇上から笑顔を振りまくブリヂストンはレースキャンギャル風。

11月23日からお台場で開かれていた「東京モーターショー2013」も昨日で終わりました。入場者数は90万2800人だったそうで、前回の84万2600人を上回ったらしい。上向きムードの景気と消費増税前とあって、各社とも力を入れた展示が目を引きました。それに呼応するように、東日本大震災で万事控えめだった前回より多くの人が足を運んだ、というわけでしょう。


ところで、こうした展示会と言えば「イベントコンパニオン」です。アゴラでうさみのりや氏も「美人なねーちゃん沢山いたな~」と書いていたように「イベコンのお姉さん」たちも相変わらず存在感を示していました。モーターショーに彩りを添える女性たちはすでに2年に一度の「風物詩」。映画『007』シリーズで車とボンドガールがセットになってるみたいなもんですな。
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※個性的なユニフォームと品のいい雰囲気の女性をそろえたメルセデスベンツ。

展示会の会場へ製品説明などのために女性を配置する、という「風習」が始まったのは、1960年代の終わりころ、とされています。米国では彼女たちを「booth babe(ブースの女の子)」と呼ぶんだが、どうやら1967年にニューヨークで開かれた展示会に出現したのが始まりらしい。すでに1969年には、展示会場でチラシを配る女性を手配する仕事があったそうです。日本では1970年の大阪万博で、そろいのユニフォームを身にまとった女性たちがメディアを賑わせて話題になりました。
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※青いユニフォームが印象的なBMWは、パッと目を引く雰囲気の女性が多い。

米国で「booth babe」という言葉が辞書に載ったのが1986年頃、というわけで、1980年代に入ると彼女たちは展示会に欠かせない存在として認知されるようになります。万博などのコンパニオンは語学も必要とされ、かなり専門性の高い職種だったんだが、展示会もさまざまなものが企画され、次第にバイト感覚でやる女性も増えてくるようになる。それにつれ、ナレーションで司会進行したり、展示や製品の説明をする専門職と、簡単な研修後に展示場で花を添えるのが主な女性、というように役割分担していくようになります。
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※市販で1億5000万円を超えるイタリア、パガーニ・アウトモビリ「ウアイラ」日本仕様とコラボしたカーオーディオの「BEWITH」のお二人。

また同時に、イベントコンパニオンの衣装は、より刺激的に過激になっていきます。展示場でその「露出度」を競うようになったのは、1980年代終わりから1990年代初めころだったでしょうか。ちょうどバブル期です。来場者の「目の保養」のため、どんどんユニフォームの布地面積が少なくなっていき、当然のごとくそれに対する反動が起きる。折からの性差別論争もあり、また世界的に先進各国で景気が減退していったせいもあり、さらにデジカメ化による「カメラ小僧」の跳梁跋扈もあり、イベントコンパニオンの衣装も一部のマニア向けの展示会以外では次第に「おとなしく平凡」な存在になっていきます。
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※いすゞがタイで生産するパッセンジャーピックアップビークル「mu-X」(海外販売、参考出展)とゴージャスなコンパニオン。

ただ、日本だけではなく、世界的にみてもイベントコンパニオンたちは依然として展示会には欠かせません。とりわけ、世界各地で開かれているモーターショーでは、その地元の女性たちが華を競っています。ざっと眺めていても出展各社によって特色がある。トヨタ、日産、ホンダ、といった企業はわりとおとなしめでマジメな雰囲気の女性や衣装。スズキやヤマハ、三菱、スバルなどはショーアップされて楽しく、ブリヂストンなどタイヤ各社やALPINEなど装備系はキャンギャルスタイル。ベンツやBMW、ポルシェ、ミニなどの外車系は派手派手、といった感じ。いすゞは毎回趣向を凝らすんだが、今回は衣装がコスプレで目立ってました。
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※コスプレ路線のいすゞ。前回(下)レトロなバスガイドは今回(上)大正ロマン風の衣装で登場。

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アゴラ編集部:石田 雅彦(写真も)