この都知事選はネット選挙の実力が問われているのかな --- うさみ のりや

アゴラ

選挙の手伝いは完全にボランティアでやっているもので、通常業務もありましてなかなかキツい日々を送っているわけですが、仕事の合間合間にしばしば「いったいこの都知事選で問われていることは何なんだろう」と思うことがあります。

もちろん政策的には、首都直下地震対策なり待機児童対策なりエネルギー政策なり高齢化社会対策なり貧困対策なり色々あると思うのですが、そういうレベルを超えてこの都知事選はもっと大きな、選挙って言うものの在り方自体が問われているような気がします。


象徴的に言えば家入君なんかは完全にネットベースで金がほとんどかからない選挙展開していて勝手連なんかも自発的に生まれていますし、一方で我らが田母神陣営なんかもネットを通じたボランティアがもの凄い数来ている。ボランティアで選挙事務所が溢れている感じ。個人献金なんかももの凄い数来る。正直ビックリした。泡沫だとかバカにされてますが本来選挙ってこういうものだった気がして、候補者の世界観を支持する人達を軸としたネットから派生した「草の根」の活動なんですよね。既存の政治の在り方に疑問がある人がみんな自発的にテンポラリーで集まって、採算度外視で選挙に取り組んでる。僕も含めだけど。

一方で細川サンなんかまさにテレビ型で上からポーンと「即時脱原発」というお題を与えて「みんなこれに食いつけ!他を見るな!」っていう感じだし、舛添サンはもっと古い古い利権誘導型で創価学会とか連合とか自民党員とかいった政治的団体の組織票をガチガチに固めて裏で協定結んで勝負してる。選挙予測ってなるとそういう旧来型の手法に最適されているだろうし、現時点ではその予測もだいたいあたっているんだろうと思う。

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ただ選挙期間は17日もあるからその中で、ネットがテレビが光を当てないロングテールの政策課題だとか、表に出ない裏での政治的な思惑だとか、そういったものを全部あぶり出すことが出来るかもしれなくて、そうすればそういう選挙予測ってものが覆るんじゃないかな~と期待してます。そして東京がそういう選挙の姿を見せれば全国の選挙の在り方が変わる気がするんですよね。今時東京くらいですからね、若者の方が人口が多くて世の中を変える活力があるのって。「東京が変われば日本が変わる」ってやつかな。

特に舛添サンに関しては率直に知りたいんですよ、公約の裏で自民党都連とか創価学会とか連合とかいった大政治団体とどういう協定を結んだのか。我々都民の今後に関わるんですから、本当は本人がそれを言うべきだと思いますしね。これは立場を抜きにしてね。

ではでは今回はこの辺で。明日も精一杯頑張ります。新聞社のアンケート終わらない。。。


編集部より:このブログは「うさみのりやのブログ」2014年1月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はうさみのりやのブログをご覧ください。