昨日は、赤坂のバングラデシュ料理店「ショナルガ」を貸し切って、「知識ゼロからはじめるバングラデシュ不動産投資セミナー&ランチ懇親会」を開催しました。定員30名で満席。ゲストを入れて40名近い関係者で、店内は熱気ムンムンでした。
バングラデシュの不動産投資で既に30件近い日本人投資家物件を紹介している、クリエイティブ社の社長カマルさんをゲストに、海外不動産投資の注意点からバングラデシュ不動産投資の可能性まで、情報満載でお届けしました。
ちなみに、写真は、当日配布した資料に掲載されていた、バングラデシュのダッカで建設されているコンドミニアムの完成予想写真です。
バングラデシュは新興国では珍しく、外国人の土地の保有が認められています(法人名義)。そこで、投資戦略は他の国とはかなり違った方法も可能です。
コンドミニアムを購入するだけではなく、土地を買って値上がりを待つ、土地を買って建物を建てて売却する、土地を買って建物を立てて、そのまま賃貸するなど、様々な方法が可能です。投資金額も日本円で1000万円以下から、上は数億円まで。
経済成長率、人口増加、そして急激なインフラ整備。これは、1960年代の日本の高度経済成長期にそっくりです。
ソフトバンクの創業者、孫正義氏は「タイムマシン経営」という手法で、同社を大きく発展させました。これは、日本とアメリカのIT業界の格差を利用したものです。日本にはまだないアメリカの最先端のIT企業にアクセスすれば、アメリカにある「日本の未来」をタイムマシンで先取りするように経営できました。今では、この格差はほとんどなくなってしまいましたから、未来をタイムマシンで覗くことはできません。
しかし、タイムマシンで過去に行くことはできます。
バングラデシュやカンボジアに行くと、40年前、50年前の日本がそこにあります。自転車やバイクで走りまわるたくさんの人、軽工業から高度な産業への脱皮を図る企業、田舎から首都に出てくる大量の労働者、次々建設される鉄道や道路。そして何より、今日より明日はもっと豊かになれると信じている人々の明るい笑顔……。
新興国不動産への投資を、私は「タイムマシン投資」と名付けました。
同じタイムマシンでも新興国の不動産投資は、未来ではなく、過去に遡るのです。もし、日本の1970年に戻れたら、東京の銀座や赤坂の一等地に投資をしたいと誰もが思うでしょう。東京ではもうできませんが、バングラデシュやカンボジアの首都なら、「銀座」や「表参道」に1000万円で投資可能です。
経済成長を経験してきた日本人には、これから経済成長していく新興国で、どんなことが起こるか、かなり正確に予想できるはずです。
「評論家」に終わるか「投資家」になるか。後は、その予想に基づいて、いつ行動するかにかかっています。
※バングラデシュに関しては、7月にスタディ・ツアーを企画しています。
編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2014年3月31日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。