「空港新幹線新駅」は新潟をよみがえらせるか

アゴラ編集部

2015年の春に「北陸新幹線」の長野~金沢が開業し、その影響が首都圏と新潟を結ぶ「上越新幹線」に大きくおよぶことでこの数年、新潟の経済界は戦々恐々としています。危機感を深めた地元は「国家戦略特区」に名乗りを上げるなど、自治体と一緒に新潟の「テコ入れ」に乗り出しているんだが、その一つが「上越新幹線の新潟空港乗り入れ」です。


地方空港の多くは近隣の中心街とかなり離れている。その間の交通機関もバスがほとんど。新潟も例外ではなく、新潟市中心街と空港間の交通整備は、資金難もあって長い間、浮上しては消えてきたわけです。

ただ、上越新幹線の終点は新潟駅なんだが、その先の約5キロ離れた場所に「新潟新幹線車両センター」という車両基地があり、阿賀野川に沿って北上すれば約7キロで新潟空港に到る。この間に新幹線を延伸するとざっと工費が380億円という試算もあり、不採算空港で有名な新潟空港にはかなり集客しないとペイしません。

現状、新潟空港の年間利用客数は100万人前後。このブログで紹介されている新潟日報の記事によると新たな延伸案の工費も435億円。いずれにせよ、利用者数を倍以上にしないと採算は取れないらしい。2020年の東京五輪という一過性のニーズに頼っていても、その実現はなかなか難しいと言わざるを得ません。

物件査定.comスタッフブログ
上越新幹線の新潟空港乗り入れ検討


6.8 quake strikes off Fukushima coast, no abnormalities at nuclear plant
RT
7月12日、午前4時22分頃、福島県沖を震源とするM6.8の地震が発生しました。この地震により、岩手、宮城、福島、各県に津波注意報が発表されていたんだが、午前6時15分に解除。しかし、岩手県大船渡で20センチ、宮城県石巻市で20センチなど、沿岸では微弱な津波が観測されていたようです。
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Big Brother is Watching: Policing of the Future is Here Today Says Morgan Marquis-Boire
INTERNATIONAL BUSINESS TIMES
ジョージ・オーウェルの小説『1984』が、けっして人ごとでもフィクションでもなくなっているのが今の時代です。米国の国家安全保障局(NSA)の諜報活動を暴露したエドワード・スノーデン氏関連の出版日本語訳はあまり話題になっていないんだが、この記事はハッカーでもありセキュリティ研究者でもある「Morgan Marquis-Boire」による「現代のビッグブラザー」評を紹介しています。「ビッグブラザー」というのは小説『1984』に出てくる独裁者で、市民の生活を逐一監視している象徴的人物。「Morgan Marquis-Boire」は、NSAなどの役人や警察官は必ずしも「スパイ」ではないし、我々市民がプライバシーとその保護をきちんと理解し、情報管理リテラシーを磨いていれば未来はそう暗くはない、と言っています。

People Are Outraged On Facebook Thinking Steven Spielberg Actually Killed A Dinosaur
BUSINESS INSIDER
映画監督のスティーブン・スピルバーグが映画『ジュラシックパーク』の撮影の際、巨大な角竜「トリケラトプス」の前でポーズをとった写真を撮っていたんだが、それがFacebook上のユーザーに批判されている、という話です。「絶滅」した生物というのは、地球の歴史で数えきれません。今の生態系は我々人類によって刻一刻と破壊されつつあり、多くの生物種が絶滅されている。そんなことを連想する人が多いんでしょう。
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Facebookに掲載された「Jay Branscomb氏の投稿」より。

「携帯電話が使えない場所」に住む人が日本にまだ3.9万人もいる
TABROID
これ「まだ」なのか「しか」なのか、人によって感じ方もいろいろあるんじゃないかと思います。まったく人の住んでいない場所、というもの日本にはたくさんあり、山間部のゴルフ場なんかへ行くと電波が飛んでなかったりする。この「人口カバー率」というのもクセモノで、キャリアによっては都合よく水増ししたりしてるわけです。電話線でつながった固定電話の普及率はほぼ100%らしい。いわゆる「限界集落」問題も含め、不必要なインフラ整備に税金をどれだけかけるべきか、議論も必要です。


アゴラ編集部:石田 雅彦