富士登山の魅力を考える

アゴラ編集部

富士急行が運営している富士登山の総合ガイドサイト「フジヤマNAVI」が、今年2014年7月11日~13日にかけ、富士山の五合目で、登山する直前の264人と直後の192人の登山者を対象にアンケート調査をしたそうです。アンケート項目は「富士山頂へ登り切ることができたか」とか「また登りたいかどうか」など。


実際に山頂へ登り切ることができたのは、87%で10人に1人以上は達成できなかったことになります。また、下山後に「絶対にまた登りたい」と「また登りたい」を合わせると、その割合は80%以上にもなりました。

富士山には「一度も登らぬバカ、二度も登るバカ」という言葉があるんだが、けっこう難関の山で成功率も高くなく、しかし一度、登ればその魅力の虜になる不思議な山のようです。「二度も登るバカ」が大量に出現するわけで、この調査によると「富士登山で得られたもの」という質問に登山後の人の82.8%が「達成感」と答えています。

さらに登山前と登山後とで「登山で得られたもの」を比較すると、「忍耐力」や「体力」、「助け合う気持ち」といった項目が登山後で大きく割合を伸ばしている。自分の忍耐力や体力に自信がつき、山で助け合うことの大切さを実感した、ということのようです。

フジヤマNAVI
富士登山の直前と直後の意識比較調査


U.S. history takes drastic left turn this fall
WND
米国は、この秋に歴史的な「左旋回」を行うだろう、という記事です。ネイティブアメリカンへの仕打ちや第二次世界大戦で原爆を落としたことなど、自国が歩いてきた足跡を振り返ると、米国はもう「反省の嵐」に見舞われ、頭を抱えながら左翼バイアスに抗しきれず、一種のシニシズムに陥る、というわけ。どうして秋かというと、高校の歴史の教科書が秋に書き換えられるからだそうです。

「ラマダン」と「集中力」の意外な関係
クーリエ・ジャポンの現場から
ラマダンは終わったんだが、これは興味深い記事です。ラマダンといえば「断食」。短期間の断食は、脳を活性化し、免疫力を高める、らしい。確かに、人間の身体というのは、飢餓など身体的危機に瀕すると緊急事態が発令され、脳内物質が活発に分泌されたり、免疫系が強化されたりする。時々、こういう状態へ体の環境を変えてやるのも一考かもしれません。

Google創業者二人、殺人ロボットから自分たちだけは守られるよう設定していたことが発覚
engadget 日本版
なんかマンガのようなSF映画のような話です。人間というのは、やはり考えることは同じなんでしょうか。陳腐と言えばあまりにも浅はかな考えで、Googleへの信頼は地に堕ちても仕方ない。だいたい映画なんかでは、こういう「悪人」は自分が作ったロボットに殺されてしまいます。しかし、Googleは本気で「殺人ロボット」を作ろうとしてるんでしょうか。

Dinosaurs Slowly Evolved Into Birds, Researchers Say
Counsel&Heal
恐竜が鳥類へ進化した、という科学雑誌『Science』からの記事です。この説、10数年の間にけっこう巷間に流布したんだが、知ってる人も多いと思う。映画にもなったマイケル・クライトンの小説『ジュラシックパーク』でもこの説を採っています。ダウンサイジングしたことで、結果的に大絶滅を生き残ることができたようです。


アゴラ編集部:石田 雅彦