イスラム過激派が煽る米国ミズーリ州の黒人暴動

アゴラ編集部

真夏の黒人暴動、米国ミズーリ州ファーガソンの争乱が収束しません。これは、一人の黒人少年を警察官が射殺し、それに抗議した市民のデモが拡大したもの。略奪行為などが起き、暴動は激化。州兵も動員されるなど、当局は沈静化に躍起になっているんだが、市民の怒りは収まらないようです。

BEFORE IT’S NEWS」によると、1930年代から米国国内で活動しているイスラム過激派「ネーション・オブ・イスラム(Nation of Islam、NOI)」が暴動の背景にいる、と同関係者が認めたようです。NOIの人間が黒人側に入り込み、抗議デモを煽ったり、暴力的行為を助長させるように動いているらしい。このNOIの活動家では、マルコムXが有名です。


一方、中東で猛威をふるっているいわゆる「イスラム国(IS)」が、ファーガソン暴動への関与をほのめかし、米国政府を震撼させています。米国のテレビ局CNNの動画にも「ISIS Here」というプラカードが映っていたりする。当局は現地で夜間外出禁止令を出し、武装警官や州兵などによる弾圧も強まっている。イスラム過激派の関与の真偽は不明ながら、対立が深まれば本格的な市民の不満へつながりかねません。

CNNの動画より。

WND
ISIS TERRORISTS: WE’RE HERE IN FERGUSON


はじめに:ゲームマスターからの手紙
Artificial Intelligence based Werewolf
コンピュータが将棋で人間に勝ち、こうしたボードゲームでの優勢が揺るぎない状況になっています。囲碁のほうが将棋より勝つことが難しい、という意見もあるんだが、囲碁と将棋のどちらが難しいかについても議論がある。このHPでは、人間に対するコンピュータの新たな挑戦カテゴリーを提案。それが「Are You A Werewolf?(汝は人狼なりや?)」。2001年に米国のゲームメーカーから発売されたカードゲームで、「プレイヤーはそれぞれが村人と村人に化けた人狼となり、自分自身の正体がばれないように他のプレイヤーと交渉して正体を探る。ゲームは半日単位で進行し、昼には全プレイヤーの投票により決まった人狼容疑者の処刑が、夜には人狼による村人の捕食が行われる。全ての人狼を処刑することができれば村人チームの勝ち、人狼と同じ数まで村人を減らすことができれば人狼チームの勝ちとなる」らしい。だましたり駆け引きしたり、という要素が重要で、コンピュータが不得意なゲームです。人工知能は人間をだますことができるんでしょうか。

Are You A Werewolf?より。

近親間での性暴力について
キリンが逆立ちしたピアス
「家庭」というのは得てして「密室」になりがちです。児童虐待なども、こうした環境で生まれる。このブログで解説している「近親間での性暴力」も児童虐待の一種でしょう。我々は簡単に「近親相姦」という言葉を使っているんだが、この言葉にも批判があるらしい。「相姦」が合意の上での性行為の意味に受け取られる危険性があるからです。「インセストタブー(incest taboo)」は、群を形成する有性生殖の生物に本能的に備わっている、という考え方がある。オスやメスが成熟すると群を出ていかなければならないことでわかるんだが、ニホンザルなどほとんどの種はオスが群を出ていきます。しかし、不思議なことにチンパンジーはメスが群を出ていく。ヒトに近いチンパンジーの生態は、何かを示唆しているんでしょうか。

「固定残業代」導入企業増加、正しい求人表記は
Social News Network
労働市場の環境が混乱しています。雇用の流動化、という名目で様々な施策が試みられているんだが、この政治行政の意志不統一、意図的な資本優先の政策や立法など、とりわけ非正規雇用の労働者にとって厳しい状況が続いています。これは彼らにとってほとんど政治的基盤がなく、選挙でも代表者を国政などへ送り込めないことも大きい。政治行政司法産業界マスメディアなど、日本のトップ階層に、この問題を解決するつもりなどさらさらないのは明らかです。

江戸時代になぜ排仏思想が拡がり、明治維新後に廃仏毀釈の嵐が吹き荒れたのか
しばやんの日々
教科書を読むと明治維新政府の政策をいろいろ学びます。その中に「廃仏毀釈」という単語が出てくる。明治天皇を中心にした神道を保護し、神仏習合状態を正す、という意味の政策だったんだが、全国でその解釈が過熱化し、オーバーに受け取られ、仏教寺院が壊されたり仏像が焼かれたり埋められたりすることになる。富士山頂の火口でも当時、投げ捨てられた仏像が見つかることがあるらしい。富士講も含めた山岳信仰というのは一種のアニミズムなんだが、山頂では仏教と合掌して祭られていたんでしょう。廃仏毀釈の余波が富士山頂にまで及んでいた、というわけです。このブログでは、明治政府自身は過激な行動をいさめていたのにもかかわらず、なぜ廃仏毀釈が全国的にあれほど盛り上がったのか、ということについて分析している。ようするに自業自得だった、というわけです。


アゴラ編集部:石田 雅彦