どこまで広がる「アイスバケツ・チャレンジ」

アゴラ編集部

インターネットを眺めていると、もう世界中が「アイスバケツ・チャレンジ」の話題で埋め尽くされています。ご存じの通り、これは難病である「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の患者支援と啓蒙、知識普及のために行われているキャンペーン。寄付をするか、氷水を頭からかぶるか、もしくは両方か、というものです。7月上旬の当コーナーでは別の角度からALSについて書いていたんだが、アゴラでの「アイスバケツ」の記事は8月15日のが初出でしょうか。アゴラのメンバーでも氷水をかぶる人が出現し始めています。


これは、英国プレミアリーグ、サッカーチームのアーセナルのthe gaurdianアレックス・オックスレイド=チェンバレン選手とキーラン・ギブス選手がアイスバケツに挑戦し、次の挑戦者にプレミアリーグのアンドレ・マリナー審判を指名した、という記事です。すでに、チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は挑戦済み。英国でも盛り上がっているようです。

これは「CNN.CO.JP」の米国の消防士が「アイスバケツ」で重体、という記事。アイスバケツが電線に触れて感電してしまったらしい。高圧電線だったため、ちょっと近づいただけで通電してしまったようです。

一方、ゲーム業界も波に乗り遅れるな、とばかり「4Gamer」の記事で紹介されているように、ゲーム内のキャラまで氷水をかぶり始めています。さらに別のゲームのキャラに挑戦を受け渡し、ヴァーチャル空間にまでどんどん広がっている。

さらに米国ではオバマ大統領まで巻き込まれ、この「QUARTZ」の記事では米国当局が「アイスバケツ」が広がらないように妨害しているのでは、と書いています。オバマ大統領は拒否したらしいんだが、国務省の高官がこのチャレンジに参加できない、というメモが出ているようです。

北半球では暑い季節なので氷水をかぶっても、さほど健康に悪影響は出ないと思われる反面、今は冬の南半球でチャレンジしている人はいるんでしょうか。ネット上でもこのキャンペーンについては賛否両論渦巻いている。寒い時期に風呂場で脳梗塞などで倒れるのと同じように、夏でも氷水をかぶると急激に血管が収縮し、急に血圧が上昇し、虚血性心疾患や脳梗塞などを誘発する危険性があります。日本ALS協会も強制ではない、と言っているようで、心臓に疾患のある人はやらないほうがいいかもしれません。

常見陽平
アイスバケツチャレンジをやってみた 氷水で社会は動くのか


「23歳の日本人女性」は世界で最も恵まれている! 著名エコノミストが教える、日本の20代がオイシイ理由
logmi
講演や動画などの書き起こしサイトです。著名エコノミストのイェスパー・コール氏が、日本の20代、特に「23歳の女性」は、世界有数の恵まれた環境にある、と語ったらしい。なぜか、といえば、少子化が影響している。また、正規雇用と非正規雇用の年収格差もあり、今後、非正規雇用が減れば日本のGDPは増えていくわけです。この年代の「女性」が正規雇用に就ける可能性が高い、という次第。うーん、本当でしょうか。


イェスパー・コール at TEDxTokyo 2014

無料でiOS端末を遠隔カメラにできる「Manything」を使ってみました
Gigazine
これは使えるアプリです。当方はペットの監視に利用している。なにしろ操作が簡単。すでにiTunes再生ガジェットと化している旧式のiPhoneを活用できるのもいい。独身女性なんかにとっても、これで外出先でも家の中がわかって便利です。

Dogs to be used to detect breast cancer in new research trial
The Telegraph
アニマルセラピー、というのが一頃、はやったんだが、これは、犬がその鋭い嗅覚で飼い主のガン細胞を検知し知らせてくれる、という研究結果を照会している記事です。特に乳がんは、患者の呼吸を嗅ぎ分け、93%の精度でわかるらしい。何やらスゴい能力なんだが、ひょっとすると彼らは、がん以外の疾病もわかっているかもしれません。

英国も大絶賛!『和太鼓の本物の音』にこだわった太鼓ライブ
CLUBEVENTJPN
なんでも、日本全国に太鼓の親睦団体が約3000ある、と言われているようです。よさこい踊りなんかも根強い人気で、こうした趣味の団体というのはけっこう侮れない。太鼓の音やリズム、ってのは、プリミティブな人間の本能に語りかけてくるようです。


アゴラ編集部:石田 雅彦