東京湾をヘリコプターで飛びながら考えたこと --- 内藤 忍

アゴラ

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アップルシードエージェンシー社長、鬼塚忠さんのご紹介で、東京湾でヘリコプター遊覧をする機会を頂きました。小さなヘリコプターで、東京へリポートから東京スカイツリーの近くまで飛び回るのは、何とも贅沢でちょっとスリリングな体験でした。


ヘリコプターは、4人乗りですが、乗客として乗れるのは2人だけ。パイロットは万が一のことを考えて常に2名揃えておく必要があるからです。江東区の新木場にある東京ヘリポートに集合し、注意事項を聞いてから順番に乗り込みます。

フライトの時間は15分程度ですが、随分長く乗っているように感じました。乗り込んで、安全ベルトを装着し、ヘッドフォンを付けると、しばらくして機体がフワリと浮き上がります。思ったよりもスムースで、魔法のじゅうたんに乗っているような感覚でした。すぐに東京の都心部に向かい、汐留の高層ビルや皇居の横を抜けて、東京スカイツリーの周囲をグルリと回ります。その後も、軽快に飛行を続け、東京ディズニーランドを横目に見ながら、東京ヘリポートに帰ってきました。

終わってみると何だか物足りない気持ちになってきました。病み付きになりそうな、優雅な「お遊び」です。楽しかったし、何だか興奮しました!

しかし、フライトを楽しみながら考えていたもう1つのことは、ヘリコプターが投資対象になるのではないかということでした。

ヘリコプターの法定償却期間は5年だそうです。例えば、1億円のヘリコプターを購入すれば、定率法で初年度に約4000万円の減価償却が発生します。5年で減価償却は終了しますが、保有期間中には賃貸収入を上げることもできますし、売却時には中古市場で比較的高値で売却することが可能です。

もし、年間1000万円で5年間賃貸して、6年目に5000万円で売却すれば、キャッシュフロー上は損得なしですが、合法的に課税の繰り延べができることになります。

ヘリコプターは法定耐用年数は5年なのに、実際には30年以上の利用が可能という特殊な資産であり、中古流通資産としての価値があります。使用できる期間が長いので、中古で売却する市場が発達しており、買い手も多く存在するのです。

ヘリコプターにまた乗りたいと思うのと同時に、ヘリコプターを使った資産運用の方法についても、もっと勉強してみたいと思いました。

鬼塚忠さん、楽しく貴重な機会を作っていただきありがとうございました!

編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2014年10月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。