ハリウッドの若手女優で、演技も危なげなく確か、アクションもこなせる、というのは、やはりジェニファー・ローレンスでしょう。『世界にひとつのプレイブック』ではアカデミー賞の主演女優賞を受賞。演技派の女優メリル・ストリープの再来とも言われています。また人気アクション映画シリーズ『ハンガーゲーム』では、アクション映画の興行収入で最も収益を上げた主演女優としてギネスブックも認定。このシリーズ、最終章の『ハンガーゲーム FINAL レジスタンス』が今年2015年6月に公開されます。
ジェニファー・ローレンスといえば、昨年2014年夏の「セレブリティ大量ヌード流出事件」でも騒ぎになりました。彼女のiCloudがハッキングされ、プライベートの刺激的な写真が世界中を駆け回ったものです。この「Style」では、彼女がボアというニシキヘビを裸体にまとった『Vanity fair』の写真を紹介しています。これ、写真家のリチャード・アベドンがナスターシャ・キンスキーで撮った有名な『Vouge』の写真へのオマージュでしょう。
表題の記事では、ソニー・ピクチャーズ製作の宇宙もののSF映画『Passengers』で、主演をジェニファー・ローレンスが演じる、と報じています。この映画、リドリー・スコット監督『プロメテウス』などの脚本を手がけたジョン・スペイツ氏が2007年に発表した原案で、映画化されれば大ヒットは間違いなし、と太鼓判を押され、各社争奪戦の末、ソニー・ピクチャーズが版権を獲得した作品。宇宙旅行で人工冬眠中の乗客でたった二人だけ目覚めてしまった男女の恋愛を軸に描くスペース・ファンタジーとのことです。
女優という職業は、かなり精神的にタフじゃないと務まらないと想像します。ヌード流出事件でも、彼女はかなり激しい言葉で犯人を批難していた。『Vanity fair』のヌード写真を見ていると、いい意味での開き直りが感じられます。日本人受けする顔つきではないからか日本での人気はイマイチながら、その飾らない性格が伝えられて女性ファンはけっこう増えているようです。
『ハンガーゲーム』HPより。
VARIETY
Jennifer Lawrence in Talks for Sci-Fi Drama ‘Passengers’ (Exclusive)
‘Oldest fairy penguin’ on island gets a longer lease of life after beak operation
INTERNATIONAL BUSINESS TIMES
フェアリーペンギンという小型のペンギンがいます。日本の動物園などでもおなじみの種類。平均寿命は7年だそうですが、21歳という長寿のオスペンギンがオーストラリア、フィリップ島にいて、先日、彼のクチバシに腫瘍が見つかり、人の手によって治療されたらしい。これは、そのペンギンが順調に回復している、という記事です。ペンギンの天敵はサメやイルカ、アザラシなどですが、野生状態でこれほど長生きしているということはかなり珍しい、と書いています。
Linuxのマスコットもフェアリーペンギン。LinuxのHPより。
Brainless but not directionless, jellyfish swim against the current
gizmag
あまり大した脳を持っていなさそうなクラゲですが、海中に漂うクラゲが遊泳していく方向について紹介している記事です。日本海でエチゼンクラゲが大量発生し、様々な悪影響を与えているように、クラゲは時として発電所の取水口をふさいだり、漁業の弊害になったりします。クラゲの遊泳を研究することで、こうした影響を避けることができるかもしれません。この記事では、クラゲが泳ぐ方向には磁場や電気的な変化が影響している、と書いています。
The 7 Biggest Presidential Sex Scandals in History
ALTERNET
歴史上の米国大統領にまつわる7つのセックススキャンダルを紹介している記事です。おなじみのビル・クリントン元大統領もいれば、結婚しなかった唯一の大統領である第15代ジェームズ・ブキャナン・ジュニア(James Buchanan, Jr.、1791年~1868年)もいます。ブキャナン元大統領についてはゲイだったのでは、というウワサがあるらしい。また、愛人との間に隠し子がいたグローバー・クリーブランド第22、24代大統領も。独立宣言を起草したトーマス・ジェファーソン第3代大統領も性的にはかなり奔放だったそうです。まだ女性の米国大統領は出現していませんが、こうしたスキャンダルは男性特有のもののようです。
Limavady schoolgirl ‘groomed’ on social media site
BBC NEWS
「Limavady」というのは、英国、北アイルランド、ロンドンデリー地方における行政区画の一種のようです。「groomed」は「グルーミング」つまり「毛づくろい」で、英国ではインターネット上で未成年者が性的な危険に陥るような表現らしい。思春期の少女たちの悩みに耳を傾け、相談を受けるように振る舞って信頼を得、性的な目的で接近する大人たちがいます。SNSが彼らのツールになっている。この記事では、末娘がSNSで見知らぬ男と知り合い、自分の写真まで送っていたことを知った父親について紹介しています。
アゴラ編集部:石田 雅彦