中国の軍事費(防衛費)は、先日の全人代(全国人民代表大会)によれば、約16兆9000億円(2014年は約13兆4400億円)でした。前年比で10%以上もの伸びを示し、10年前の約3倍にもなっています。
表題の記事によれば、すでに中国は武器輸出額でもドイツを超えて世界第3位になり、その輸出先の7割近くはパキスタン、バングラデシュ、ミャンマーです。国別でみると、米国の武器輸出額は3割以上、継いでロシア、中国と続きます。独仏が英国より多い、というのも意外な数字でしょう。
日本とドイツとの違いは、この点も大きいかもしれません。日本の防衛関連産業が、武器輸出の緩和へかなり強力なロビー活動を行っている背景が垣間見える。
パキスタンなどへのテコ入れは対インド戦略でしょう。中国のいわゆる「海のシルクロード戦略」により、インド洋に面した諸国の軍事力を増強しようとしています。また、中国によるアフリカ諸国への武器輸出も増え続けているようです。
中国の武器に限らず、こうした武器輸出諸国の武器が、欧米諸国と対立するイスラム過激派へ流れている、という指摘もあります。いわゆる「イスラム国(IS)」にしても、フセイン後のイラクや対シリア勢力へ供給した米国などの武器が逆に彼らの軍事力の増強につながっている。
半世紀の武器輸出量を世界的にみれば、冷戦期が最も多く、旧ソ連崩壊後の20年ほど低くなっていますが、2005年頃から右肩上がりになっています。中国の軍事費の伸びが大きく影響していることを示唆するこのグラフは、何か不気味な兆候を示しているようです。
ZEROHEDGEより。
ZEROHEDGE
China Becomes World’s Third Largest Weapons Dealer
IKEAが充電器の未来の姿を考えた
ROOMIE
自宅の照明にこだわる人は多いようです。平日、昼間の時間、自宅にいないわけで、ほとんどは夜間照明と一緒に過ごすことになる。間接照明など、センスのいい居住空間に招かれるとうれしかったりします。この記事では、IKEAが照明提案を紹介しています。
10,000-Year-Old Remains of Extinct Woolly Rhino Baby Discovered
livescience
約180万年前から1万年前にかけて、地球上の大型ほ乳類には氷河期に適応し、長い毛が生えている種が多くいました。マンモスなどもそうですが、毛の生えたサイもいた。ケサイ、もしくはケブカサイと呼ばれている生物ですが、この記事によれば約1万年前のケサイの子どもがシベリアで発掘されたらしい。マンモスと同じ生態域だったようで、ケサイの標本はマンモスと同じ場所からよく見つかります。体高約1.5mの子どもケサイは「サーシャ」と名付けられ、ミイラ化してかなりいい状態で発見されようです。モスクワの古生物学者らは、この標本からDNAを採取し、分析する、と言っています。
3歳から4歳と考えられている「サーシャ」。Credit: Yakutian Academy of Sciences
Archaeologists unearth centuries-old pretzels in Bavaria
PHYS.ORG
ドイツのお菓子と言えば、バームクーヘンですが、プレッツェルも美味しいです。ヒモ状に結ばれた焼き菓子で表面が香ばしい茶色。この記事では、ドイツのバイエルンで300年前のプレッツェルが発見された、と書いている。現在はビアホールになっている、当時、銀行だった遺跡調査で見つかったそうです。300年前も同じような形をしてるんですな。
100万PVの記事1本より、1PVの記事100万本をつくる:「ロボット記者」採用メディアが増加
WIRED.jp
こうなってくると当方のような存在は無用になります。ニーズの多様化により、広く浅く情報を提案する、という方向へ進んでいくんでしょう。より深い内容は、それぞれに特化したサイトがになうことになります。
アゴラ編集部:石田 雅彦