米公文書『韓国軍による韓国兵専用慰安所があった』で喜ぶ日本人

渡辺 龍太

ベトナム戦争の時の韓国軍の慰安所が存在が、米国公文書によって明らかにされました。ベトナムの「韓国軍慰安所」 アメリカの公文書によって明らかに – ライブドアニュース

注目すべきは、次の記述です。

「この施設は、韓国軍による、韓国兵専用の慰安所(Welfare Center)である」


散々、韓国によってコケにされている日本人にとっては、こういう情報が米国の公文書から出た事に直感的には香ばしさを感じずにはいられません。ネットでも早速、『ブーメランだ!』とか『ついに韓国が窮地に!』と歓喜の声を多数見かけました。

しかし、そんな感想は子供じみていて甘すぎるのではないでしょうか?というのも、相手が日本の歴史に関して、どんな嘘をついても構わないと思っているように見える韓国だからです。

日本人的な発想の枠の中ではあり得ないかもしれませんが、韓国を論理で問い詰めてもビクともしないと思います。場合によっては、韓国より日本が悪いという前提を守る為、今までよりもさらに酷い嘘を捏造し、世界に吹聴する事だってありえるでしょう。

そもそも、韓国が戦前の日本の行いを責める事がナンセンスだと思いませんか?だって、彼らは日本人だったのですから(笑)

実際、パククネ大統領の父親の朴正煕元大統領は、日本名では高木正雄さんです。その高木さんは、帝国陸軍士官学校の第57期生です。そして、日本の軍人としてソ連軍との闘いながら終戦を迎えているわけです。

つまり、戦前の日本人がやった事というのは、韓国人がやった事でもあるのです。この時点で、韓国人が戦前の日本人の行いをバッシングしている事自体ブーメランとなってもいいはずです。ですが、韓国人はそれで全くダメージを受けていません。

要するに、強制的に法律を守らせる警察や裁判所がない国と国との付き合いなんて、勢いがある方が勝つだけという事なんです。事実がどうだとか、そんな事は全くどーでも良い事と言っても過言ではないでしょう。

という訳で、韓国兵専用の慰安所があったという米国の公文書の発見で、ちょっとテンションのあがっているネットの日本人を見て、『これじゃ韓国に勝てないわけだ~』と改めて思ってしまいました。

※日本の慰安婦問題について詳しく知りたい方は、手前味噌ですがこの本がオススメです。