「日本人ラテン化計画」で日本人はもっとハッピーになれる --- 内藤 忍

アゴラ
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豊田圭一さんの出来立ての新刊「毎日がつまらないのは、どうしようもないことにくよくよしないラテンマインドが足りないからだ 」をお送りいただき、一気に読みました。


豊田さんとはプライベートでお会いするだけで、お仕事でご一緒したことはありません。でも、現在挑戦している仕事の様子をフェイスブックなどで拝見していると、日本人を超越した型破りな魅力を感じるのです。

以前お会いした時、これからインドで英語学校を運営すると夢を語っていました。その話を聞いた時、私は心の中で「絶対に無理」と思っていました(豊田さんすいません)。

でも、豊田さんはそんな夢を、いとも簡単に実現してしまいました。なぜインド?なぜ日本人が英会話学校?といった常識は、豊田さんの頭の中には最初から存在していないのです。

本書を読んでいると、実際のビジネスで様々な経験をしてきた豊田さんならではの含蓄のある言葉が次々に出てきます。

「近道を知るためには、何度もまわり道をすること」
「感情のある人間なんだから、平等なんてあるわけない」
「厳しいと楽しいは同居する」
「最後に成功すればすべての失敗は良い経験」
「他人の人生を歩むのではなく自分の人生を歩むべき」
「目の前にやりたいことややるべきことがあるなら、まずはそれをやればいいんじゃないの?」
「勝てなかったとしても死ぬわけではない」
「真似でもいいからどんどんやってみる」
「安定志向こそが最も不安定への道」

経営者名言集のような濃い言葉が、あちこちに散りばめられています。

この本は、現在の自分を変えたいと思っている人だけではなく、今の自分に取り敢えず満足しているけど、何かが足りないと思っている人に読んで欲しいと思います。

日本という恵まれた環境に生まれる幸福を授けられた現在の日本人。そのギフトを最大限に使って、自らの手で人生を豊かにしていくチャンスに溢れています。せっかくの時間を悔いの無いように生きなければ勿体ないと思うのです。

ラテン的な生き方が唯一の解だとは言いません。でも、豊田さんのライフスタイルはいつもキラキラしていて、希望に満ちています。そんな生活ができるようになれば、心の持ちようも変わってきます。

「俺、やっぱりラテンだな」

そんなつぶやきをいつか言ってみたいものです。

<参考図書>
「毎日がつまらないのは、どうしようもないことにくよくよしないラテンマインドが足りないからだ 」 豊田圭一

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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2015年3月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。