この「bleacher report」で報じられている通り、FIFAのヨーゼフ・ゼップ・ブラッター(Joseph “Sepp” Blatter)会長が最初に会長職に就いたのは「世界ガーターストッキング友の会」だった。土曜日(6月6日)からFIFAは、カナダで女子W杯を開催するが、ブラッター会長はかつて「女子サッカー選手は、女性としての魅力を発揮するために短いショートパンツをはくべきだ」と発言している。
表題の記事では、彼の辞任を最も喜んだのは女子サッカーだったのではないか、と書いているが、性差別的な指向を持つ会長と女子サッカー界の関係はかなりギクシャクしていたらしい。ブラッター会長がなぜ突然、辞任を表明したのかについては諸説あるが、表題と同じサイトで「The US is investigating Sepp Blatter」とあるように、自身の周辺にも捜査の手が伸び、彼の前任者と同様、当局と裏取り引きしたのかもしれない。
ブラッター会長の辞任を報じるFIFAのHP。
BUSINESS INSIDER
One of the biggest winners of Sepp Blatter’s resignation is women’s soccer
Tricycle Hovercraft Wants To Let You Fly Like a Jedi
POPULAR SCIENCE
ドローンに技術がこんなところにも、というような記事だ。あの空飛ぶ機器に乗ってみたい、と想像するのは容易なことだが、実際に作るのはなかなか難しいだろう。人間を乗せられるだけの揚力が必要だが、この記事で紹介されているホバークラフトは、2つずつ逆回転した3セット、6つのプロペラを使っている。
Very overweight teens may double their risk of bowel cancer in middle age
EurekAlert!
1969年から1976年に徴兵された16歳から20歳の約24万人のスウェーデン人男性を調査したところ、十代で太りすぎだった場合、中年期に大腸がんを発症するリスクがほぼ倍になる、という結果がわかった、という記事だ。日本では女性の大腸がんのほうが多い。2013年のがんの死亡数では、女性が一位、男性が三位だった。また、がんの部位別では胃がんについで大腸がんは二位。日本人の大腸がんの発生率は、直腸が35%でもっとも多い。欧米化した食事の影響もあるのか、大腸がんは増加傾向にある。大腸がんは、早期発見し早期に治療すればほぼ治癒が可能だが、十代で太っていた人は要注意だろう。
A robotic butt exists, and his name is Patrick
Mashable
すぐ上の記事に関係するようだが、表題のものは直腸や肛門を検査するための医学生用ロボット「お尻」だ。米国のフロリダ大学などが開発したらしい。実際の臀部を模した模型とモニター上に写し出される患者のアニメーションによって構成されている。下手な施術をすると「痛い」と訴えるらしい。おかしな用途を想像する人もいるかもしれないが、こうした発達する技術もある。
Don’t be intimidated by museums. They belong to everyone
the guardian
美術館や博物館というのは、ひんぱんに行く人とそうでない人の差が激しい。これは「しきい値の恐怖(Threshold Fear)」とも呼ばれ、行かない人はこうした施設にある種の恐怖心を抱いているらしい。この記事では、美術館は怖くない、と書いている。税金で建てられることもある公共の施設であり、美術品や収蔵品が税金で購入されることもあるので、行かないと損だが、この「しきい値」をどう超えさせるのかが問題になるだろう。
アゴラ編集部:石田 雅彦