昨日はなんと、高校三年生の授業で先生をしてきました!
大学生相手にしゃべることは多々あれど、高校生というのは初めてです。
呼んでいただけたのは、北区中里にある私立聖学院高校。
「地域プロデューザー養成講座」
という総合授業を高校三年生対象で行ってまして、これを企画した教員の児浦先生からFacebookでお声がけいただき、トントン拍子で話が進んで登壇することになりまして。
この授業は高校がある「北区」をテーマにデータによる調査研究を行い、議員や地域の方々から話を聞くフィールドワークを通して課題を自ら発見し、北区を良くするための提案を高校生から創っていこうというものです。
居眠りもなく、めっちゃ真剣に聞いてくれる生徒たち。
私からは東京都の役割や北区が抱える政治的な課題、それに対する考え方をいくつか事例で示しました。
「北区の地価が港区などに比べて安い原因・歴史的経緯はなにか」
「複数の老人ホームを併設する複合施設をつくるのはどうか」
「再開発がなかなか進まない理由はどんなところにあるのか」
など、生徒たちからも活発な質問や提案があり、50分という授業はあっという間に終了。私自身も大変楽しかったです!
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余談ですが、本当に日本はもっと学校の授業で政治に触れさせるべきなんですよね。
今回は私学の特別授業で、企画した先生が思い切って政治家を教壇に立たせてくれましたが、普通の公立高校ならこれはまず難しいでしょう。
「政教分離(この場合の教は教育の教)」
の名の下で政治や政治家を排除しながら、日教組は積極的に選挙活動を行ったり君が代に反対して起立しなかったりするのだから、意味がわかりません。。
私自身も高校生活を振り返ってみると、政治家なんて「テレビの中の人」でしたけど、もし授業で1時間でも直接触れ合う機会があれば、政治への意識が目覚めるタイミングはもっと早かったかもしれません。
GWに行った海外視察では、どこの国でも政治教育は当たり前に行われているようでした。
各政党の青年部が、学校の講堂に生徒を集めてスピーチ大会などもされるそうです。
18歳選挙権の実施は、学校教育に政治が関わるチャンスでもあります。
政治家自身も学生の新鮮な感覚に触れることで鍛えられますので、こうしたことが偏見なく「当たり前」に行われるようになるといいですね。
(もちろん、選挙運動との線引きはどこかで必要ですが…)
うーん、この男子校感も最高です。笑
まだまだ高校生に混ざれるかな?!
この総合授業は半年間行われ、秋ごろに生徒たちのチーム発表があるとのこと。
たくさんの奇抜で新鮮なアイディアが出てくることを期待しております。
聖学院高校の皆さま、そして授業を企画してくれた児浦先生、ありがとうございました!
それでは、また明日。
おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 31歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、地方議員トップブロガーとして活動中。
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