実は20年以上前に、ファーストクラスで世界一周をしたことがあります。JALと今は無きパンナムのフライトを組み合わせてボストンを出発して、ニューヨーク、ロンドン、ベルリン、イスタンブール、香港、東京、ソウル、と東回りで一人旅をしました。
本日「SHINOBY`S BAR 銀座」で開催される一日店長イベント「世界一周を夢見るBar」は、そんな世界を巡る旅がテーマです。旅行が好きな人にはワクワクする情報がきっと得られると思います。本日のイベント開催前に、一日店長の宮脇さんに私の世界一周プランを作ってもらいました(写真)。仕事とプライベートが一緒になったような、一風変わったプランですが、眺めているうちに、行ってみたくなるから不思議です。
人が旅に惹かれるのは、人生の縮図のような側面があるからだと思います。一人旅に出ると、自分ですべてを決める自由を手に入れることができますが、逆に頼れるのも自分だけ。全てを自分で判断しなければならない厳しさも味わうことになります。
特に、新興国に出かけると、スリリングな経験がたくさんあったりします。またバックパッカーになって世界を放浪する勇気はありませんが、20代の頃に出かけた、インドやブラジル、それにアジアの国々での出来事は、今の自分の人生観にも大きく影響を与えています。
世界一周をした時は、先進国と新興国(当時は発展途上国と言っていました)を交互に訪問するような起伏に富んだスケジュールでした。ドイツから東欧に入ると、ベルリンの壁が崩壊した直後の共産主義諸国は治安も悪く、先進国とのギャップに衝撃を受けました。トルコの人たちの親日ぶりがうれしかったり、香港の宿泊先の安ホテルと街の華やかさのコントラストに少しホームシックになったり。世界一周によってすべてではありませんが、地球を大きく鳥瞰して、世の中とはどんなものなのかをざっくりと感じることができたと思います。
自分の気に入った場所に旅行に行くのは楽しいものです。でも、もし機会があるなら、世界一周してみて、何かを感じるのも素晴らしい経験になると思います。思ったよりもリーズナブルに出かけられる世界一周の旅。想像を超える豊かな人生観を得る機会になるはずです。
(下の写真は、7月からSHINOBY`S BAR 銀座に登場予定の季節限定の新作メニュ。ワインだけではなく、お料理も合わせてお楽しみください。)
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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2015年6月30日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。