乙武洋匡さん、小室淑恵さん等も駆けつけて下さり、警備厳重な官邸に通され、官房長官室で緊張して待ちました。
そして菅義偉官房長官が入室されました。長官はご自身が市議時代に関わられた横浜保育室の話や駅ナカ保育園についてお話しされます。子育て支援には思いがあるわけです。
そんな官房長官に、3万8981人の思いがこもった署名の束を、手渡しいたしました!!
長官は「安倍総理もこの問題には強い関心を持っています。増額に向けて頑張ります。」と仰ってくださいました。
心強い!
現在、朝日新聞の報道(http://bit.ly/1QDKFzO)にある通り、厚労省と財務省では、我々の要望である「せめて第二子以降1万円」に近いライン、「2人目の給付を5000円から1万円にアップ、3人目の給付3000円から6000円にアップ、とそれぞれ倍増」ということで、協議をしてくれているようです。
しかし最終決定は12月24日ということなので、まだ状況は不透明です。
よって、この官房長官へのプッシュは、事態を良い方向に進めるためにとても重要なアクションでした。
そして、この「ひとり親を救え」キャンペーンは、この手渡しを持って、終了となります。
あとは、年末の結果を待つのみです。
ここまでネットでの大炎上を含め、様々な大変なこともありましたが、呼びかけ人として参加して下さった皆さん、そして何より署名にご協力くださった皆さんたちのお力によって、厚労大臣や財務副大臣、そして官房長官への要望を行うことができました。
低すぎる児童扶養手当の第二子以降の給付が改善され、少しでもひとり親の貧困、そして子どもの貧困が緩和されることを、心から願っています。
12月24日の最終決定に向けて、皆さんも厚労省・財務省・官邸に念を送って頂ければ幸いです。
編集部より:この記事は、認定NPO法人フローレンス代表理事、駒崎弘樹氏のブログ 2015年12月17日の記事『菅義偉官房長官に「低すぎるひとり親の児童扶養手当」の増額署名を渡しました』を転載させていただきました(タイトルはアゴラ編集部で改稿)。オリジナル原稿をお読みになりたい方は駒崎弘樹BLOGをご覧ください。