アメリカ人と言えば、世界のナンバーワンたる自信に満ちあふれているイメージですよね?その一方で教育水準が低いことで知られ、経済協力開発機構(OECD)が発表した学校教育ランキングでは28位という体たらく。では、州別ではどのような状況なのでしょうか?
HomeSnack.comが作成したこちらの地図をご覧下さい。
ニューヨーク州はスロバキア、カリフォルニア州はチリ並みなんですね。党員集会で話題を集めたアイオワ州は、中国でした。9日に予備選が行われるニューハンプシャー州は所得レベルに合わせ教育水準も高く、フィンランドだといいます。フィンランドはOECDランキングで6位ですから、御の字といったところでしょう。全米で最高水準はワシントン州で、OECDランキング2位に匹敵します。今後、米大統領選を見据える上でこの地図を見返してみると、違った側面が見えてくるかもしれませんね。
逆に教育水準が低い州はどうだったのでしょうか?Wallethubがまとめた全米州別学校システム・ランキングで48位のアリゾナ州、49位のネバダ州がマッチした国はチュニジアとガーナでした。つまり、国連の指数で90位と138位の国に相当する水準です。
OECDが発表した学校教育ランキングは、トップ10は以下の通り。
1位 シンガポール
2位 香港
3位 韓国
4位 日本
4位 台湾
6位 フィンランド
7位 エストニア
8位 スイス
9位 オランダ
10位 カナダ
ご覧の通り、アジア諸国が上位を占めていました。こうした上位の国の名前が、全米教育水準マップで増えることになるのか?米大統領選がひとまず、今後のカギを握ります。
(カバー写真:Phil Roeder/Flickr)
編集部より:この記事は安田佐和子氏のブログ「MY BIG APPLE – NEW YORK -」2016年2月7日の記事より転載させていただきました。快く転載を許可してくださった安田氏に感謝いたします。オリジナル原稿を読みたい方はMY BIG APPLE – NEW YORK –をご覧ください。