憲法改正の声が聞こえている中、いよいよ国会でも憲法審査会が始まりました。
…が、国会中継を見ていると憲法とあまり関係のない話しか議題にあがって来ていないようです。
「こんなことを続けても憲法を変えられるわけがない」…という予感くらいはさすがに子供でも察し得てきたと思いますので、今回はじーさん達のことは放っておき、今度参政権を得る18才・19才の皆さんの為に「憲法と憲法改正の話」をしてみたいと思います。
憲法改正を考える時のポイント
憲法改正の話をする時、あるいは聞くときに大切なポイントがあります、それは…
(1)平和
(2)性善説
(3)心(道徳)
憲法改正の話題でこの3単語を連呼する人の話は「基本スルーで大丈夫だ」…という事です。
もちろん、この3つはとても大切な事です。でも今の日本は憲法でこれらの事を議論できるレベルではないのです(非常に残念な事ですが…涙)。
この3単語を連呼する人の中で本当に優秀な人はほんの一握りです。あとの人はキーワードを連呼してるだけですから、ご自分でも何言ってんだかわかってないと思います。
算数出来ないうちに数学なんて出来るわけありませんから、よほど「凄い」と思えない人の話以外はスルーを勧めます。
「憲法」って何で出来ているの?
では憲法を考える時、始めに注目すべきポイントとは一体何なのでしょう?
…それは「憲法の材料について」だと思います。
今の日本にあるルールで大きな物は「憲法」「法律」「政令」「条例」の4つです。
このうち「政令」「条例」は法律を元に作られていますから、一度作られても法律違反だと判断されたら書き換えられます。
また法律は憲法を元に作られていますので、一度作られた法律でも憲法違反だと判断されると書き換えられます。
では皆さん、「憲法」って一体何で作られていると思いますか?
ぜひ皆さんの地区で立候補する方に…
「『憲法』って、一体何で出来ているのですか?」…と、質問してみてください。
皆さんにとって納得の行く回答の出せた候補者がいたら、それはきっと優秀な人物だと思います
※ちなみに僕の回答は「まず始めにそれを考えなくてはいけない」です。
皆さんはどう考えますか?
天野貴昭
トータルトレーニング&コンディショニングラボ/エアグランド代表