オリンピックの仮設会場・改修費が4倍の3000億円に?

音喜多 駿

こんにちは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
連休前の報道ですが、オリンピックに係る予算がまた膨れ上がるのでは?
との情報が大きく報道されました。

五輪 仮設会場や既存施設改修費 当初の4倍、3000億円に
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201604/CK2016043002000234.html

で、連休が明けてから都の担当部署に
この数字や情報について問い合わせていたのですが、

「担当部署が複数にまたがるので…」

と待たされた後、

「結論から言うと、なぜこんな情報が出たのかわかりません」
「五輪組織委員会にも問い合わせましたが、数字はまだ精査中とのことです」

またこのパターンか…!

昨年末、東京五輪の予算が2兆円近くになるのでは?
という情報が出回った時も、当初東京都は情報から置いてけぼりでした。

東京五輪費用、1兆8千億円 当初の6倍、大幅な公的資金投入避けられず 大会組織委試算
http://www.sankei.com/sports/news/151219/spo1512190006-n1.html

でもたいていの場合、こういう報道が出した数字って、
最終的にほとんど正しい場合が多いんですよね。

東京都が本気で蚊帳の外に置かれているのなら大問題だし、
知ってて知らないフリをしているのなら悪質です。

そもそも組織委員会なる組織の情報ガバナンスは、
毎回毎回どうなっているんでしょうか?中途半端に正確な情報を出して、
世間の不安を煽って東京五輪への信頼を失墜させる…。

オリンピックを失敗させるために、
わざとやってるんじゃないかと思ってしまうくらいです。
そして以前から繰り返し申し上げていることですが、

「五輪組織委員会が…」

と繰り返す東京都も、他人事ではありません。
五輪組織委員会の理事には、副知事が名を連ねているのですから、当事者そのものです。
組織委員会の運営について、中からの抜本的改善を図るべきでしょう。
このコスト面については引き続き注視し、
私も調査・提言を続けてまいります。

それでは、また明日。

おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 31歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。

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