なぜ、このタイミングでベトナム不動産投資を始めるのか?

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先月、スタディツアーで出かけたベトナムのホーチミン(写真)でも不動産投資を始めることにしました。イギリスのEU離脱という「ピンチ」を海外不動産投資の「チャンス」と捉えて、敢えてこのタイミングでのチャレンジです。

為替は、ドル円にもまだ一段の円高のリスクが残っています。また、現地通貨のベトナムドンにも通貨下落のリスクがあります。しかし、ベトナム経済の成長と今後の外国人投資家の流入を想定すれば、投資のタイミングとしては悪くないと思っています。

また、ベトナムの不動産投資は個人名義での投資が原則ですから、税率を考えれば最低でも5年の長期投資になります。もし、5年後に仮に今より20%円高になっていたとしても、現地価格が20%上昇していれば、円ベースの価格は変わらず、インカム収入はプラスという計算も成り立ちます。

そして、今回は国内の金融機関から借入をして購入資金に充てようと思っています。完全成功報酬のコンサルタントの方からアドバイスを受けて、融資手続を進めていきます。円で借入をしてベトナムドンの資産を保有することになりますから、為替リスクが大きくなります。ただし、借入金利は1%台と国内不動産並みの低利で調達できそうです。物件が完成した後の想定利回りとの金利差は5%以上取れそうですから、円高リスクのバッファーとして考えることができます。

視察時にも訪問しましたが、ホーチミンには、現地に日系のしっかりとした管理会社があり、購入後の物件管理をお願いすることができます。こちらも、投資エリアを決める上で、とても重要なポインチになります。

昨年の7月に外国人の投資規制が緩和され、門戸が開かれたベトナム不動産。好調な経済だけではなく、2020年の完成を目指して地下鉄の建設も始まっています。経済成長、人口増加、インフラ整備という不動産の価値を高める3点セットが揃っています。

良いことばかり書いてきましたが、新興国の不動産投資は、国内とは違った不確定要因も多く、ハイリスク・ハイリターンの投資です。最善を望みながら最悪の事態も覚悟する「人体実験」がどうなるか。今後の進捗は、また随時ブログで紹介する予定です。

本日の4か国不動産投資セミナーは既に60名の定員で満席になってしまいましたが、こちらでも海外不動産投資に関する最新の情報を提供いたします。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2016年6月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。