リオ五輪、開幕しましたね!早速、日本勢は競泳男子400mで荻野選手が金メダル、瀬戸選手が銅メダルを獲得する60年ぶりの快挙を果たし大いに沸かせてくれました。柔道や重量挙げでも銅メダルをさらっていき、好スタートを切っております。
アスリートの競演という意味では、ロンドン五輪やソチ冬期五輪でご紹介したようにファッションの側面も気になるところ。今期のオリンピックで注目を浴びたユニフォームはどの国だったのでしょうか?
開会式でソーシャルネットワークをはじめ全世界の目を釘付けにした選手こそ、トンガの旗手。筋骨隆々な身体をお持ちですから、男性用デオドラント系AXEやオールド・スパイスなどがイメージキャラクターとして指名する可能性大でしょう。
(出所:Twitter)
米国のニュースサイトQuartzが金メダルを捧げた国のユニフォームは、カナダ。同国のブランドDsquared2によるデザインは、カッチリしたスーツ形式ではなくスポーツナイロン製で選手の身体をソフトに包みます。
(出所:Dsquared2/Quartz)
銀メダルは、英国が射止めました。2012年のロンドン五輪と同じくステラ・マッカートニーとアディダスが担当したデザインは、紋章をモチーフにして格式をプラスさせます。クライマチル素材を採用したため、ロンドン五輪より10%軽い仕上がりとなっています。
(出所:Stella McCartney and Adidas vis Quartz)
銅メダルは、スウェーデンでした。ソチ五輪に続きH&Mが手掛けただけに、ファッションにファンクションが融合したクールさが特徴。ブルーとイエローの黄金コンビは、スポーツの祭典に映えます。
(出所:H&M via Quartz)
そのほか英デイリー・メール紙がベストに挙げた国は、インドネシア。国旗に合わせた赤と白のスーツを彩りを与えたゴールドモチーフは、センセーションを巻き起こすに十分?
(出所:via Daily Mail)
モンテネグロや韓国のユニフォームも評価していたものの、皮肉をまぶして実に英国らしい。モンテネグロには「ハリー・ポッターっぽいユニフォームは魔法に欠ける」、韓国には「プレップスクールの中のプレップスクールから出てきた学生のようだ」と、褒めているのかよく分かりません。
(出所:AP, Reuters via Daily Mail)
ワーストには、ドイツを挙げます。「陰気なえび茶色とブラジルのボランティアとの見事な対比」と辛辣です。女性陣のスカートの下にレギンスを穿く発想は、どこかでよく見る風景ですね。デザインは、アディダスとSiouxが手掛けました。
(出所:EPA via Daily Mail)
中国へも、実に厳しい言葉を振り向けます。「男性選手のブレザーは、トマトソースのようだ」、「女性選手のけばけばしい黄色いジャケットは、ソースガかかったスクランブルエッグさながらだ」とは、言いたい放題ですね。
(出所:Twitter)
米国にも、容赦はありません。ラルフ・ローレン製のユニフォームに対し「ブレザーの下に着用するボーダーは、ロシア国旗なのだろうか?」と疑問を呈します。
(出所:Ralph Lauen)
残念ながら、他のサイトをみても日本のユニフォームは取り上げられていませんでした。五輪の主役はユニフォームではなく選手ですから、純粋に競技を見守っていくことと致しましょう。
編集部より:この記事は安田佐和子氏のブログ「MY BIG APPLE – NEW YORK -」2016年8月7日の記事より転載させていただきました。快く転載を許可してくださった安田氏に感謝いたします。オリジナル原稿を読みたい方はMY BIG APPLE – NEW YORK –をご覧ください。