国産養殖ブリではなく「長島の鰤王」として並べられるか、国産じゃがいもではなく「長島の赤土じゃがいも」として選ばれるか、・・・地元の収益を拡大し、後継者を育成するため、地域のブランドづくりについて日々、試行錯誤しています。
そのような中、参考になる本を2冊読みました。元小田急百貨店商品統括部マーチャンダイザー山本聖さんの『地元で愛され全国区へ 東京で勝てるブランドのつくりかた』、そして『世界ナンバーワンの日本の小さな会社』
ソメスサドル、洞爺湖サミットで各国の首脳夫妻にソメスのカバン・バッグが贈られたことでその名が知られるようになった馬具・革製品メーカーの社長から、山本さんが引き出した言葉が特に印象に残ります。
「ターゲットのど真ん中にはまる商品は売れません。いままで数々の失敗経験を経てたどり着いた、私の結論です。」
ブランド品と日常の食料品ではもちろん考え方が違いますが、マトリックス分析やその思考過程をたどること、そして百貨店のバイヤーが何を望むのかなどとても参考になりました。
簡単に読める本ですので、一度読んでみたらいかがでしょうか。
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編集部より:この記事は、鹿児島県長島町副町長、井上貴至氏のブログ 2016年9月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『「長島大陸」地方創生物語~井上貴至の地域づくりは楽しい~』をご覧ください。