言論プラットフォーム「アゴラ」は16年9月19日午前0時、2009年の創刊以来、初めて月間ページビュー(PV)が1000万の大台に到達しました。
これも読者の皆さまのご愛顧、執筆者のご寄稿の賜物です。昨年の今頃が280万PV。夏の都知事選でもかつてなく盛り上がりましたが、最大で980万。届かなかった「壁」をついに破りました。
アゴラが今夏から提起した蓮舫氏の「二重国籍問題」では政界に波紋も広げましたが、蓮舫氏自身が疑惑を認め、これまでアゴラの存在を黙殺してきた大手メディアも、朝日新聞や共同通信等で取り上げるなど、注目度は上がったとみられます。
もちろん、初の1000万PV到達といっても、東洋経済オンライン等の大手ネットメディアに比べると、まだまだマイナーです。ただ、東洋経済オンラインも低迷期は500万PV程度だったといいますから、独立系のブログメディアとして細々とスタートした創業期を考えると、大手メディアの一角に喰い込みつつある現在の立ち位置は、一つの区切りと言えるかもしれません。
創刊当初は、経済を中心にアカデミック系の論客らによる投稿で注目を集めましたが、昨年の新体制から、現役の政治家、経営者ら「実務家」の執筆陣を増やし、映画や育児など最大読者のアラフォー世代に関心の高い領域にまでコンテンツの幅を広げています。今後も新しい論客の発掘に力を入れてまいります。
そして、ビジネス面でのポテンシャルも、まだまだ開発途上。既存メディアや企業の皆様など、外部のパートナーとのコラボレーションも積極的に検討・実践したいと思います。
1000万PVを通過点として、これからもスタッフ一同、精進してまいります。
今後とも、アゴラをよろしくお願いします。
2016年9月19日
アゴラ編集長 新田哲史