参議院議員・民進党代表 蓮舫殿
蓮舫さんの二重国籍問題については、8月29日に八幡和郎氏がはじめてその疑いを指摘して以来、八幡氏や当サイト主宰の池田信夫をはじめ多くの筆者が当サイトで議論を展開しているところです。
しかし、残念なことは、事実関係が明らかにされず、たとえば、日本の国籍制度の今後とか、蓮舫さんの政治的責任の処理といった議論に進めず、事実解明をめぐる論争が続き、さまざまな可能性の指摘も続いています。とくに、これまで、私どもの指摘を蓮舫氏が否定されたにもかかわらず真実であったことが多くある以上は、現状の説明をそのまま真実として了解できないのは、遺憾ながら当然のことです。
このような状況は私たちの望むところでありませんが、事実関係は蓮舫氏がすでに持っておられるか容易に入手できる証拠書類とともに説明されることで容易に明らかに出来ることばかりです。
もし、蓮舫さんがこうした疑惑を追及する立場だったら舌鋒強く「なぜ証拠書類を出さない」と仰っていたであろう、と多くの国民が感じているところです。
とくに、
①国籍選択の日付の戸籍関係書類の開示による証明(されてなかったのなら9月23日に届けられたことを証明する書類)
②9月6日に台湾の代表処に出された台湾旅券を含むすべての書類
③9月23日に台湾の当局から受け取られた国籍喪失証明書
については、是非とも公開されたいところです。なぜなら、現状では、国籍選択をされたのか、本当に二重国籍状態は解消されたのか、蓮舫氏の一方的な説明に過ぎないからです。
私どもの質問の一部については、9月7日に質問をお届けしたところですが、あらためて、ほかの諸点とともにお届けし、当方への書面(メールはこちら)、記者会見、当方のサイトへの寄稿のいずれでも結構ですので、明らかにしていただくことを希望します。
とくに、当方のサイトでの自由な投稿の機会をご用意してきたし、今後もできることは、在来の新聞、雑誌、放送とはまったく違う公正なものであるという自負をお伝えしたいと思います。(項目ごとのカッコ内は当方の見解です)
2016年9月28日
アゴラ編集部
①蓮舫氏は1967年11月28日に中国人の父と日本人の母の間に東京で生まれた
(・・・書類なしだがほぼ確実)
②当時の国籍法の規定により台湾籍となり謝蓮舫と称す
③国籍法改正のために1985年1月21日に日本国籍取得
(・・・書類の一部がYahoo!ニュースに掲載されたことはある。確実ではないが事実の可能性は比較的高い)
④台湾代表処に③を報告する
(・・・蓮舫氏は国籍離脱届けだったと思ったが(あり得ず)内容不明とするが、日本国籍取得の届け出か。時期は③と同日ないし遠くない時期だが書類なしで真偽不明。)
⑤日本の区役所での国籍選択宣言
(・・・過去には18ないし19歳で行ったと推測できるようなことをいっていたが今回はしたかどうかも曖昧。日付は言及せず。もちろん証明書なし。)
⑥台湾の代表処での国籍離脱手続き
(・・・したかどうかも含めて記憶が曖昧だったが今回していないことが判明)
⑦台湾代表処への9月6日申し入れ
(・・・・台湾籍が残っているかどうかを調べ、残っていたら離脱したいむね書類を揃えて申請。秘書がマスコミに目撃される。ただし、相談申請の内容は書面では示さず不明(パスポートなど含まれていたと主張)
⑧台湾代表処から9月12日に国籍が残っていたと通知
(・・・書面で示されず真偽不明)
⑨台湾代表処から国籍喪失が9月23日に認められたと通知
(・・・書面で示されず真偽不明。来年になると台湾の官報に掲載される可能性)
⑩9月23日に喪失証明をもって区役所に届け出
(・・・国籍選択をしていなかったので改めてした可能性が高いがそれ以外の可能性も完全には排除されず。いずれにしても証明されず真偽不明)
⑪台湾パスポートは最後はいつが最終期限だったのか。最後に使ったのはいつか。
(・・・不明)
⑫中国留学時にすべての機会において台湾人としての権利行使をしなかったか。台湾人であるほうが様々の料金が安いが。
(・・・不明)
⑬自分の戸籍(原戸籍を含む)に記載されている台湾籍についての内容を見たことがないのか
(・・・あたかも皆無であるかのように主張しているが不自然)
⑭父親の戸籍
(・・・見たことがなく台湾籍だったかどうかも不明とYAHOOインタビューで語っているが現在でも同じ主張か)
⑮日本のパスポートで台湾や中国に出入国していたならパスポートで証明できる。若い頃も含めて知りたい
(・・・古いパスポートも普通は残しているはず)
※同文を28日夕刻、参議院議員・蓮舫事務所の代表メールに送付し、同時にアゴラのツイッターから蓮舫氏のアカウントに対し、本記事のURL付きのツイートを行った。
※マスコミの皆様へ 本件についての論点の参考にしていただき、定例記者会見等、今後の蓮舫氏へのご取材の参考にしていただければ幸甚です。