金融機関で仕事をしていた数年前まではセミナー時いつもスーツかジャケットを着ていました。資産デザイン研究所になってからは、カジュアルな服装でお話しています(写真)。セミナーにおいて服装とはどれほど重要な要素なのでしょうか?
ブランドイメージが大切な仕事をしている人は、フォーマルな服装で仕事をしています。例えば、高級外車や宝飾品のような高額な商品や、一流ホテルの コンシェルジュといった人たちは、スーツをビシッと着こなして、上品で高級な雰囲気を醸し出しています。富裕層向けの保険販売や、プライベートバンクのような資産運用に関する高度なサービスを提供している人たちも同様です。
資産運用の仕事をしているのであれば、プライベートバンカーのように上質なイタリア製のスーツを着て、髪型もさっぱりと短く整えた方が良い。これが 一般的な理解だと思います。しかし、それとは真逆の考え方があることを、先週のセミナー参加者から、こんなメールを頂いて知りました。
内藤さんの服装について・・・
非常に良かったです。ファッションセンスの良し悪しの問題でなく、
スーツにネクタイというスタイルでない、
あの「超」ラフなスタイルが。
ご自身の話の内容に対する自信の裏返しであると感じました。
(多分、内藤さんはそんなことまで考えず、ただ単に自然体なのでしょうね。)サザンオールスターズのふざけたジャケ写(忍者スタイル等々)のごとく、
外見でなく中身で勝負という感じで、益々信頼感が増す思いであります。
(一部略)
私が他の資産運用の仕事をしている人たちと大きく違うのは、「自分自身も投資家である」ということです。人に薦めるけど自分はやらないという人もいますが、私は「投資家の皆さんと同じ船に乗る」ことを原則にしています。金融商品だけに留まらず、国内不動産(ワンルーム、1棟もの)から海外8か国の不 動産、太陽光、現代アートと、自分で「人体実験」しないと気が済まないのです。成功だけではなく、失敗もありますが、実体験の中から、個人投資家の皆さま に体を張ってリアルな情報提供をしてきました。
個人投資家と向かい合わせに対峙するのではなく、同じ方向を見ながら個人投資家の立場から情報提供する。資産運用商品の販売をしている人たちとは異なる立ち位置にいて、それがセミナーやコンサルティングに来る皆さまの信頼感を高めることにつながっている。その立ち位置を象徴するのが、現在のカジュアルな服装という訳です。だから今の仕事のスタイルが変わらない限り、自社で開催するセミナーにスーツにネクタイで登場することは、これからも無いと思います。
スーツにせよ、カジュアルにせよ、服装や身だしなみは、その人の仕事に対する関わり方を示す重要なシグナルです。
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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身でお願いいたします。
編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2016年10月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。