ブルックリンに誕生のシネコン、突如姿を消したあの展覧会のオマージュ?

シネコン@ブルックリン

ブルックリンと言えば、ボーリングにナイトクラブを融合させたブルックリン・ボウルがお馴染みですね。今度は、シネマ・コンプレックスにレストランを掛け合わせたアラモ・ドラフトハウスが、怪し〜い大人向けエンターテイメントを用意してくれました!

アラモ・ドラフトハウスとはテキサス州生まれのシネマ・チェーンで、冷たいビールと共に映画が楽しめるよう、ひと捻りもふた捻りもした21世紀型の映画館。単にレストランやバーを併設するだけでなく独自のビールを製造するほか、店舗ごとにカラオケ大会やビンゴゲームを開催するなど映画以外の角度から楽しめるんですよね。

そのアラモ・ドラフトハウスがブルックリンに10月28日、満を持してオープンします。エンターテイメントのメッカ、NYに満を持して初上陸するとあってバーを備え付けているだけではありません。既に営業前から、常識を覆すコンセプトで話題沸騰中なんです。

こちらをご覧下さい。

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(出所:Gothamist

これだけではありません。上半身を縦に切り開いた女性、子宮内の胎児など、目を背けたくなるような展示物がビクトリア調の店内に所狭しと陳列されています。解剖した人体を各種取り揃えた蝋人形の館は、さながら「人体の不思議展」のごときであると共に、オマージュと言われても違和感なし。絢爛なインテリアに囲まれるからこそ一連のレプリカが不気味な存在感を放ち、酔おうにも酔えなかったりして・・。

創立者のティム・リーグ氏いわく「人類学と医療リサーチの面でコレクションとして価値があり、学習しながら予防する面で効果的」。映画を鑑賞しに来た方々に学習意欲があるかは別として、ホラー映画好きのハートを鷲掴みにしないとも限りません。

”House of Wax Museum & Cocktails”と名付けられたこのバー、タイムズ・スクエアのマダム・タッソーを超える人気を博す可能性あり?気になる店内の様子は、ぜひこちらで確認してみて下さい。

(カバー写真:Gothamist


編集部より:この記事は安田佐和子氏のブログ「MY BIG APPLE – NEW YORK -」2016年10月25日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はMY BIG APPLE – NEW YORK –をご覧ください。