ピコ太郎の「PPAP(ペンパイナポーアポーペン)」という動画(YOUTUBE)が世界中でブレイクしています(写真はネットから)。ジャスティンビーバーがツイッターで気に入っていると発言したことで人気が加速し、ユーチューブは2億回のダウンロードを記録。全米ビルボードチャートHOT100でも日本人として26年ぶりにランクインしたそうです。
先週、有楽町にある外国人記者クラブでの記者会見で「今のバイト代では1億円つくるのに2万年かかる」と語っていたピコ太郎さんですが、爆発したコンテンツを音楽ビジネスとして、どうやってマネタイズしていくのかに興味を持っています。
ピコ太郎さんがアーティストとして収益を上げる方法は、コンサートやイベント出演などのリアルな営業活動、カラオケやネット配信による印税収入、さらにユーチューブのアクセスに応じた収益などが考えられます。
今の人気がどの位続くかにもよりますが、年末の忘年会シーズンでカラオケに行ってPPAPを歌う酔客はかなりの数になりそうです。
コンサートは本人も認めているように、現状では1分の曲を20曲で20分しか持たないそうなので、どう構成するか考えなければいけないでしょう(笑)。ユーチューブの収益の仕組みは再生回数に連動しているようですから、単価は低くても世界で広がれば、まとまった収入になりそうです。
例え一発芸人に終わってしまったとしても、この数か月で1億円くらいの収益は意外にあっさりとあげてしまうのではないでしょうか。意識的にやったのかはわかりませんが、コンテンツを英語で作ったことで、世界にリーチできるようになり、ユーチューブをはじめとするネットの力で爆発的なブームになったのが勝因です。
それにしても、私自身はPPAPこの動画は正直何回観ても何が面白いのか良くわかりません。理解しようとするのではなく、感じなければわからないらしいです。世の中のトレンドについていけるかどうかを判断するリトマス試験紙のような存在らしく、時代に取り残されたのではないかと、ちょっとした危機感も感じています。
ちなみにピコ太郎さんの動画では「ロミータ・ハシミコフ」(YOUTUBE)が一番好きです。
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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2016年10月30日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。