お金を払っても聞くだけの価値がある話が聞けるのかどうかは分からないが、大阪の橋下、名古屋の河村、横浜の中田などのそれなりに聴衆を集めることが出来る人たちが小池政治塾に来るようになると、もっぱら講義を聞くためだけに小池政治塾に入った人もとりあえず元は取れた、ということになるだろう。
来月、小池政治塾で橋下徹氏が講演することになったそうだ。
やっぱり小池さんと橋下氏は繋がっていたのかしら、などとつい思ってしまうが、これはあくまで講演だけのことで、これで小池さんと橋下氏がこれから政治行動を共にするということではないのだろうと思っている。
周りの人はあれやこれや期待するだろが、政治の世界から身を退いた橋下氏は、有能な講演者ではあっても、もはや若い人を政治の世界に焚き付けるような政治指導者、扇動者にはなり得ない。
期待し過ぎると当てが外れた時の失望感が大きくなるだろうから、あまり期待しないで、そこそこに楽しみにして待たれればいい。
しかし、こんな風に著名人の講演が続くようであると、なかなか小池政治塾は本当の政治塾にはなりそうもない。
小池政治塾のカリキュラムを見直した方がよさそうである。
私だったらディベートの時間を増やすところだ。
大教室方式からいつ脱皮するかが問題だが、早ければ早いほどいい。
聴講式の講義ばかりでは、単なる教養講座になってしまう。
もっと大風呂敷を拡げたらいい。
小池新党に期待している人は、案外多い。
自民党の一部には、既に小池新党の誕生を覚悟している人がいるようである。
まあ、余計なお世話かも知れないが。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2016年11月2日の記事を転載させていただきました(タイトルは編集部改稿)。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。