泣くな小鳩よ、小鳩よ泣くな
この場合の小鳩は、小池さんである。
泣いてもおかしくなかったのだが、とりあえずは泣かないで済んだようだ。
また、森さんの口撃が始まりましたね、というところだ。
森さんは人は悪くないのだが、口は悪い。
言わないでもよさそうなことでもネチネチと言う。
止める人がいないとどんどんエスカレートしてしまうところがあるから、質が悪い。
誰も止めることが出来ないことが分かっていて、どんどん言い募る。
一種のイジメである。
私は、政治の世界におけるイジメを根絶したい方だから、イジメの現場を見たりすると、ちょっと待ってー、と大声を上げたくなる。
4者協議はIOCが主宰しており、東京都とオリンピック組織委員会は対等の立場に立っているようだから東京都知事の小池さんの立場が特に弱いわけではないが、元総理で座談の名手である森さんの口撃に堪えるのは相当大変だったはずである。
当初は4者協議は非公開で行われる予定だったようだが、小池さんが全面公開を主張し、そのとおりになったのでよかったと思う。
まあ、公の場でイジメに遭っている姿を一般の方々に見せてしまうことにはプラスとマイナスがあるだろうが、とりあえず小池さんは自分の姿勢を最後まで貫き通した。
小池さんの足を引っ張りたい人は、こういうことも足を引っ張る材料にしたいだろうが、まあ何とかなるだろう。
基本的に、日本人は判官贔屓である。
特に、私はそうだ。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2016年11月30日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。